祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

枇杷

2007-07-04 16:54:09 | Weblog
ひまわりや友の初孫祝へと
紫陽花の周りくるりと車椅子
腰のバック新しくして七月入る

残しゆく野の花ガラス器夏窓辺
ふいと来て倉を飛び越し揚羽蝶
道しるべのように枇杷の実バス曲がる

写真 モノレールよりの新幹線鳥飼基地

山桃

2007-07-01 23:53:06 | Weblog
街路樹の山桃ぽろぽろ落ちるのみ
筍ですと書かれりゃ鮎に手を伸ばす
お寄りなさい顔面すぎる揚羽蝶

見上げてはキューリ見つめている子供
めだかに餌やるよと玄関入るなり
沼えびの手はせわしなく水草の花へ

午後より息子一家が来る。成り立ての幼稚園児は「こんにちは」というなり、「ぼく、めだかにえさをあげる」とベランダヘ一直線。小さな水槽に沼えびも横にいるが、ざりがにと思いこんでいる様子。「ちいさいねぇ」と話しかけている。