祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

夏ホール

2007-06-11 15:25:39 | Weblog
辻入れば紫陽花多しこの街も
夏川をたどり歩いて祝膳
花束の飛び出て伸びるグラジオラス

島唄に手拍子始まる夏ホール
走り梅雨ホールは祝舞つづく 訂正句
香広がる花束の百合電車乗れば

6月10日義兄の昨年秋いただきました受勲祝を同郷会でしてくださる。いただいて間もなく亡くなりました義姉も半年になりました。50名近く集まっていただき感謝です。
会員の中には踊りの先生有り、蛇皮線も持参で島唄、他芸達者な方々です。遠く横浜などから兄の同級生が見え、積もる話もあるようで、いただいた花束は私が持ち帰ることになり、大きな花束の中の百合の強い香りにむせそうになりながら抱いて帰りました。


六月

2007-06-09 23:11:45 | Weblog
六月のメモに書き込む嬉しき事
軒下のキューリに添え木結わえつけ
梅を買う明日は漬けなきゃビン洗う

古酒まとめ梅酒にビンを譲りたる
周囲にまたヘタを飛ばして梅酒漬け
子らのくる雨に生き生き七変化



からすの子

2007-06-06 16:11:39 | Weblog
涼しそうベンチは木陰影は揺れ
風鈴の音はどこから庭向こう
今日も呼ぶクレーンの巣上からすの子

落ち梅の寄せ集めらる芝の上
十本の蕾付けたる百合提げて
子の試合応援席は夏草に

裏二階から見える所に、高いクレーンがのびている。天辺近くに烏が巣を作っている。よく定場所にしているとは思ってはいたが。巣を作ってからはクレーンは動いてない。会社の車は行き来しているが。優しい気配りだと思い毎日見ている。何羽か孵り、今も親を待ち鳴いている。巣はあらっぽく木ぎれか針金のハンガー?。洗濯用が荒らされなくなっていたので、家のハンガーも材料の一部かも知れない。

菖蒲園

2007-06-02 21:29:49 | Weblog
もう一つ橋をくぐれば菖蒲園
川風に流れくる声行々子
門入れば涼しき池の風がくる

さらさらと流れる音に咲く菖蒲
菖蒲池少女かがみて水に触る
祝盃という菖蒲あり色知らず

自転車で大阪市の城北公園へ菖蒲を見に行く。淀川堤防の対岸にあります。1時間少々かかった。河川敷では釣り、サッカー、野球の試合など家族連れ,応援など堤防より眺めながら城北公園へ。
公園内の菖蒲園は面積1,3haに花菖蒲250種、約13000株あるそうです。祝盃という菖蒲の名前が有りましたが、どのような色かな、まだ咲いていませんでした。今日は雨に降られずにすみました。