藤の花

　　　　　　　　



　　　　　　　　



　　　　　　　　　　

　　　　　　　　

抱く児に花びらヒラと舞い落ちる
雨やめば藤の房にも粒を持ち

チューリップ咲き終えしもの抜いてゆく
君子ラン落ちし花２個チョコに挿し

アジサイの挿し木蕾を付けてくれ
春蒔きのラディシュみんな収穫す

チューリップ、パンジーなど抜き去り、
野菜苗の植え付けに土を休ませている。

新幹線鳥飼基地公園のさくら

　　　　　　　　

　　　　　　　　

　　　　　　　　

　　　　　　　　

　　　　　　　　

　　　　　　　　



散るさくら声上げて追う姉いもうと
抱く児に花びらヒラと舞い落ちる

数組のお弁当広ぐ花の下
タンポポの飛び出してゆく勢い

大鯉の群がってくる春の川
吾影を落として鳥の春の川

さくら

　　　　　　　　

　　　　　　　　

　　　　　　　　

　　　　　　　　

　　　　　　　　

花の昼佇み愛でる吾一人
ひこばえのさくらの高さに目を合わせ

浄水場水路の花にメジロ群れ
飛ぶメジロ花より離れ次々と

並木には白のさくらの樹も混じり　
花の下立てかけてあり竹ぼうき

鳥飼緑地の桜並木。　　　　　　

チューリップ

チューリップ小さきながらも咲き誇る
いかなごのくぎ煮チャイムの鳴り届く

君子ラン一鉢ようやく蕾持つ
土手を行く人は遠のき春堤

観音様ミモザの花は健在か
土手土筆今朝はボチボチ頭だす

雪と寒さで枯らした鉢植えは多く、君子ランも
３鉢の内一鉢だけ生き残り，蕾を持っている、
嬉しいこと。
義姉の眠る観音寺には、ミモザが門の傍に咲い
ていた。数年はお参りもできずにいる。

雛色紙

　　　　　　　　

　　　　　　　　

雛色紙京の歩きで求めし物
ひなあられ最後につまむチョコレート

菜の花の帯の２本を抜き水へ
堤防のつくし偵察歩きみる

３月場所応援タオル届き来る
百合の芽の立ち上がりくる朱色かな

梅の花

　　　　　　

　　　　　　

　　　　　　

　　　　　　


　　　　　

　
梅の花真青な空にピンク色
このカーブ曲がれば見えるしだれ梅

盆栽の古木に咲ける白い梅
藁すぼに立ち登りゆく豆の蔓

島よりのタンカン届く二月ゆく
菜の花を湯気をたたせてさっと茹で

春夕焼け

春の雪つぼみつくもの皆しおれ
鬼面も注文の一つ節分会

文旦の丸さ大きさ両の手に
春夕焼け眩しさに目細そめる

椿蕾む数えてみても増えもせず
足元に頂く野菜春厨

雪には驚きました。椿の蕾はある程度
大きくなっているので残りましたが、
野ボタン、開きだしたアロエの花など
しおれてしまい残念です。
奄美の物産展のお買い物、着いた時にはすでに
大かたなくなっていたそうです。
お土産はモズクと、パパイヤのお漬物。

探梅

　　　　　　　　







　　　　　　　　



葉が落ちて新芽立ち上がる自然
頂きし冬の野菜はキッチンへ

探梅や車いすと歩きし時も
初氷柄杓上げればバリバリと

蝋梅の梅より先に開きおり
菜の花の黄色の蕾開きそう

ご近所さんから、よくお野菜をいただきます。
ありがたいことです。

七草

　　　　　　　　



　　　　　　　　

白も緑もトントンと七草刻む
七草の緑の中の白２本

ぶつぶつと七草入れて灰汁を取り
水仙の一本は手に取り水へ

小正月最後のリンゴ四つ切に
メダカらは冬眠となりそっと見る

お元日

　　明けまして　　
　　　　　　おめでとうございます





　　　　　　　







門松や行列は鳥居をくぐる
初春の鉢に白砂鶴と亀

破魔矢手に往復歩く７千歩
お正月句誌やコーヒー届き来る

二人には屠蘇器大きく薩摩焼
子等の来て挨拶終えて屠蘇祝う
　
元日に花冠より２０２２年の月例ネット句会の賞品と
コーヒーが届きました。ありがとうございました。