簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

松本城

2019-03-06 | Weblog



 岡谷JCTで中央道から長野道に入り、松本ICを降りたところでカーナビ
を松本城にセットし直した。順調すぎるほどに流れの良い高速道のおかげで、
予定していた時刻よりも随分と早く松本に着いてしまった。
このまま宿へチェックインと言うのも味気なく、お城にでも立ち寄ろうかと言
うことになった。距離にすれば3キロ余り、10分も有れば行ける距離だ。



 国道158号線を進み奈良井川に架かる大橋を渡る辺りから道が混みだして、
中々思うように進めない。
中心部に入り右手にJRの松本駅を眺め、暫く渋滞に苦しみながら進んで左
折、千歳橋を渡ると正面にお城の緑が見え隠れしだすものの、更に渋滞は激
しくなかなか前に進めない。



 本丸入り口の黒門を正面に見通す辺りまでたどり着いたものの、今度は車を
停める空き駐車場が見つからない。仕方なく正面を左に折れ、公園に沿ってそ
の先で右に折れ、前方に駐車場を見つけホッとしたもののそこも満車らしく、
入り口付近に何台かがテールランプを輝かせながら待っている。
もう並んで待つより仕方がない。結局ICを降り、車を納めるまで1時間近く
を要してしまった。



 ここ松本城の歴史は古く戦国時代まで遡ると言う。
下部が黒漆塗りの下見板張り、上部は白漆喰仕上げで、白と黒のコントラスト
が美しい五層六階の木造天守は上に行くほど細身のスリムな姿だ。これは日本
最古のもので国宝に指定されている。





 以前来たときは屋根にうっすらと雪を受けアルプスの遠景も見事で有ったが、
今は紅葉のシーズンである。
ウオーキング大会と重なって場内も大層な込みようであった。(続)

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上高地

2019-03-04 | Weblog



 毎年の恒例行事の一つである名古屋にある先祖の墓参りのついで(と言って
は御先祖様に申し訳ないが)に足を延ばそうと話が纏まり、「上高地」に出か
けることとなったのは11月も半ばのことである。



 時期的にモミジのシーズンは終わっているであろうことは想像に難くない。
心配なのはここのところの急激な冷え込みで、閉山されているのではと言うこ
とだが、今は便利なツールが有ってそんな程度の事は簡単に調べられる。



 中部山岳国立公園の一角を占める上高地は、国の特別名勝・特別天然記念物
にも指定されていて、標高が1500m余りに位置する平地に開けた景勝地である。
梓川が流れ、河童橋と呼ばれる吊り橋が掛かり、そこが観光の中心的な場所に
なっている。周囲にはホテルやスイーツなどを売り物にする飲食施設、土産屋
なども多いと言う。



 ここからは清流越しに、厳しい山容を見せる前・西・奥などの穂高連峰をは
じめ、振り返れば今も煙を噴き上げる焼岳など、日本百名山に数えられる山々
などが取り囲んでいるのが望まれる。

 マイカーの入山規制が行われているにも関わらず、年間120万人もの観光客
が訪れると言う、余りにも有名な観光地であると同時に、穂高連峰や槍ヶ岳の
登山ルートへの取り付き基地でもある。



 名古屋の都市高速から、東名道を経て中央道に乗り、車を北に向け順調に走
らせている。予てより一度は行ってみたいと思いながら、中々行く機会のなか
った「上高地」にようやく行く機会がやって来たのだ。
予報でも雨の心配はなさそうで、明日は爽快な山岳風景が楽しめそうだ。(続)



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おもいでの上高地

2019-03-01 | Weblog


 今上高地は、長い冬の眠りに入っている。
そしてあと一ヶ月半ほどもすれば開山式が行われ、寒く冷たかった冬の眠りから
覚める筈だ。式ではアルプホルンのファンファーレが高らかに鳴り響き、祝い酒
が振舞われるらしい。
いよいよまた観光シーズンが始まる、とは言え山はまだ完全な冬化粧だそうだ。



 晩秋の閉山式を二三日後に控えたその日、僅か半日ながら長年の夢で有った
上高地を訪れ、大正池から河童橋までを堪能した。
出来ればその先の明神池くらいまでは行ってみたかったのだが、あちらこちら
で時間を取り過ぎて先には進めなかった。



 焼岳大噴火の際、火山泥流が梓川をせき止めたことで出来たのが大正池だが、
昔の観光写真では、池に枯木が林立する光景が馴染みであったが、随分と様変
わりしていることが新鮮な驚きであった。



 あの河童橋周辺に立地するホテルの中には既に営業を終えていて、人を見か
けることもなくひっそりと静まり返っているところが多かった。
それだけにオープンしているカフェなどには、多くの人が群れ一際の賑わいを
見せていた。



 人気の地だけに大型宿泊施設が幾つも立地しそれらは土産物店やレストラン、
カフェを併設している。ケーキや洋菓子、ジェラートなどは、ホテルのシェフ
が手掛けているところも多いらしく、それぞれが定番の人気商品を持っている。



 それも人を呼ぶ一因になっているらしく、最盛期には繁華街並みの人出でごっ
た返すと言うからこの時期で良かったのかも知れない。
そんな晩秋も良かったが、出来ればもう一度新緑を訪ねて見たい。
今そんなふうに懐かしく思いだしている。(続)

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