簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

おもいでの上高地

2019-03-01 | Weblog


 今上高地は、長い冬の眠りに入っている。
そしてあと一ヶ月半ほどもすれば開山式が行われ、寒く冷たかった冬の眠りから
覚める筈だ。式ではアルプホルンのファンファーレが高らかに鳴り響き、祝い酒
が振舞われるらしい。
いよいよまた観光シーズンが始まる、とは言え山はまだ完全な冬化粧だそうだ。



 晩秋の閉山式を二三日後に控えたその日、僅か半日ながら長年の夢で有った
上高地を訪れ、大正池から河童橋までを堪能した。
出来ればその先の明神池くらいまでは行ってみたかったのだが、あちらこちら
で時間を取り過ぎて先には進めなかった。



 焼岳大噴火の際、火山泥流が梓川をせき止めたことで出来たのが大正池だが、
昔の観光写真では、池に枯木が林立する光景が馴染みであったが、随分と様変
わりしていることが新鮮な驚きであった。



 あの河童橋周辺に立地するホテルの中には既に営業を終えていて、人を見か
けることもなくひっそりと静まり返っているところが多かった。
それだけにオープンしているカフェなどには、多くの人が群れ一際の賑わいを
見せていた。



 人気の地だけに大型宿泊施設が幾つも立地しそれらは土産物店やレストラン、
カフェを併設している。ケーキや洋菓子、ジェラートなどは、ホテルのシェフ
が手掛けているところも多いらしく、それぞれが定番の人気商品を持っている。



 それも人を呼ぶ一因になっているらしく、最盛期には繁華街並みの人出でごっ
た返すと言うからこの時期で良かったのかも知れない。
そんな晩秋も良かったが、出来ればもう一度新緑を訪ねて見たい。
今そんなふうに懐かしく思いだしている。(続)

「片上ひなめぐり」「井原鉄道井原線」
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