簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

玉こんにゃくと稲花餅(JR乗り潰しの旅)

2015-01-28 | Weblog
 折角だから、もう一つの名物「ジンギスカン」も少しは食べてみたいところだが、
さすがにこれは負担が大きい。しかし、こちらの蔵王名物なら何とかなりそうだ。





 「玉こんにゃく」で有る。 
この地方独特の丸いこんにゃくを、串にさし、煮込んだものだ。
温泉街では、幾つかの店先で練炭コンロに掛けられた大鍋から、醤油の良い匂い
をさせて食欲を誘って来る。店によって味に多少の違いが有るのかもしれないが、
アツアツを頬張ると十分な歯ごたえが有り、口の中に醤油の香がぷう~んと広がり、
なんだか懐かしい味がする。



 さらにもう一つ、「稲花餅(いがもち)」も蔵王に来たら外せない名物だ。
元々は、蔵王権現にお供えした縁起物の餅らしい。

 柔らかめの餅で漉し餡を包み、小さく一口大に丸め、その上に黄色に色付けした
もち米を二三粒乗せ、蔵王で採れた熊笹の葉に載せたもので、稲の花に似ている
から名付けられた。



 蒸し上がりは非常に柔らかく、添加物は一切加えていないから、時間の経過とと
もに表面が固くなる。日持ちがしないので作ったその日に食べてしまう必要がある。
どの店でも作り置きはしないので売り切れ御免と言うことに成るのだそうだ。



 製造元の店先で椅子を借り、「ここで食べるから」と言うと、ならば「お茶を」と用意
してくれた。しっとり柔らかい餅に笹の風味が染み、程々の甘さは一口大という事も
有りいくつでも食べられそうだ。
昔ながらの素朴な味は、製造直売の店先ならではのものであった。(続)



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