簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

野岩鉄道

2017-10-06 | Weblog
 鬼怒川温泉駅で次の電車を待つ。
暫くして浅草から来た後続の区間快速「会津田島」行は、ほぼ満員状態で到着した。
座れないのかと心配したが、ここで多くの乗客が降り、何とか座席の確保が出来た。



 残る乗客も次の鬼怒川公園駅や、川治温泉駅辺りで降りていたが、それでも車内
はそこそこに混んでいる。
それと言うのも沿線各地が紅葉の見ごろを迎えていることにあるらしい。



 野岩鉄道は新藤原駅と会津高原尾瀬口駅を結ぶ30.7Kmの路線で、東武鉄道や
栃木県、福島県などが出資する第三セクター方式の鉄道だ。元々は旧国鉄の計画
線であったらしい。栃木県の旧国名「上野の国」と会津地方の旧国名「岩代の国」か
ら一文字ずつ取って名付けられた。



 起点駅の新藤原駅の標高は425.3mで、途中の男鹿高原駅で765mのサミットを
越える。沿線は栃木県北部の山間部、鬼怒川の上流域で、川の蛇行を無視する
かのように直進するのでトンネルが圧倒的に多い。



 それでもその切れ目では、時に橋梁で川を渡ったりもするので、車窓には錦秋
の山々、深く切り込まれた渓谷などが目に飛び込んできたりもし、飽くことが無い。
ここら辺りまで来ると沿線に殆ど民家を見ることもなく、黄金色に染まった山並みだ
けがどこまでも連なって付いてくる。
乗客のお目当てもこんな車窓風景らしく、頻りにカメラを向けてはシャッターを切っ
ている。



 3,441mの山王トンネルで県境を越えると福島県に入る。
野岩鉄道の終点・会津高原尾瀬口駅は福島県ではただ一つの駅で、ここでも標高
は700mを越えている。(続)



   ホームページ 更新しました  


にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鬼怒川温泉駅 | トップ | 会津鉄道 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事