簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

大津・旧境川町(東海道歩き旅・近江の国)

2024-07-01 | Weblog


 松本の交差点からは、「旧琵琶湖文化会館」の城の様な建物が見える。
ただ、現在は休館中で、「新・琵琶湖文化館基本計画」により、装いも
新たに2027年度の開館を目指し準備中らしい。



 粟津の晴嵐から西の大津港ターミナルまで、約4.8kmに渡って続く細
長い公園「大津湖岸なぎさ公園」の西端に近い場所には、びわ湖ホール
などの文化施設や、ホテル、商業施設などが多く立地していて文化会館
もそのひとつだ。



 左側には「滋賀県庁舎本館」が見える。
鉄筋コンクリート4階建て、中央に塔屋が聳えるルネッサンス様式の建
物だ。総工費200万円をかけて昭和14(1939)年5月に竣工した建物で、
国の登録有形文化財の指定を受けている。



 「旧境川町」の案内板が建てられている。昔は東西に開けた宿内の東
の端に当たる場所で、吾妻川が流れ川を越えれば東国で、川の東を関東、
或は坂東とも呼んだ。
関東二十八州、関西三十八州と呼ばれた区切りの場所である。



 現在の大津市は滋賀県の県庁所在地である。
総世帯数は155,913世帯、人口は344,552人で、男女比では昔と変わらず
1.2万人ほど女性の方が多い。(令和5年1月1日現在 大津市HPより)
京阪神のベッドタウンとして発展を続けているという。



 大津は、古くから琵琶湖の物資が集散する湊町としても栄えていた。
宿内の琵琶湖に面した海岸寄りの通りには、諸侯の蔵屋敷が沢山見られ
たらしい。北越や近江の国中の産物や魚物などが舟で運ばれ、日毎に市
を成す賑わいであったという。
 又、京までは残り三里、大阪までが十四里と近いこともあり、こちら
とも頻りに交易が行なわれていたようだ。(続)




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