簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

取り巻く自然

2015-08-12 | Weblog
 幸いなことに我が家の周りには、まだ自然が一杯だ。
目の前には標高160mほどの緑に覆われた山がどっかと居座っている。
緑豊かな山であるが、最近では山裾の竹林が、勢力を広げ山肌を駆け上がってい
るように見受けられる。



 そんな山からは北風が吹き下ろしてくる。
時に風は、その麓から自宅までの間に広がる豊かな田圃の砂埃を巻き上げて吹き
込んでくる。だから我が家の車庫はいつも埃っぽい。



 田畑を囲むように、左程川幅の広くない川が流れている。
魚類も多く、岸辺ではカワセミの目撃情報も有るが、残念ながらこの目で見たことは
まだない。春になると岸の桜が、流れを覆うように咲き誇り、近年は特に見応えのあ
る花を楽しませてくれる。小さいが、国・県が管理する一級河川である。



 溜池から流れ出る農業用水が、田畑を縫うように縦横に通っている。
最近は余り見かけなくなったが、田に水を引く頃になるとザリガニや、ナマズ、フナ、
カメがごく自然に泳いでいた。この頃にはホタルも飛んでいた。



 その昔秀吉が備中高松攻めの折り、陣を敷いたとの言い伝えのある山は、開発
で宅地化されたとは言え、その斜面の一部は雑木林のまま残されている。
この地に住み始めた頃は、自宅の庭からそんな林で遊ぶ野生のキジを目にする事
も有った。



 さすがに近頃はいなくなったが、まだまだ自然に恵まれているので、風さえ吹けば、
暑い夏、昼夜を分かたず、この地を渡る風は爽やかで本当に心地良い。(続)


(写真:山梨県・清里 本文とは無関係)




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