簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

錆びた鉄色の温泉 (JR乗り潰しの旅)

2013-01-23 | Weblog
 久大本線の終着駅・久留米からJRで南に4つ程下がると“船小屋”と言う駅が有る。



 九州新幹線の開業に合わせ“筑後船小屋”駅が設けられた事で、その駅舎の前に
新しい在来線の“船小屋”駅が造られた。
駅舎間は50m程離れていて、全く別の建物に成っている。



 新駅は従来の在来線の駅からは500m程南に下がった位置であり、ホームに上がると、
北の方にその旧駅を見る事が出来る。

 駅前からバスで10分ほどの処に、知る人ぞ知る“船小屋温泉郷”がある。
矢部川を挟んで、10軒ほどの旅館がある小さな温泉町ではあるが、この温泉の特徴は、
高濃度の含鉄炭酸泉の冷泉で、血行を良くし、疲労回復・関節痛・筋肉痛・リウマチなど
に良いとされている。





 町の中心部には、“船小屋鉱泉”と言う洒落たレトロ調の建物が有り、ここでは天然の
高濃度含鉄炭酸水を飲む事が出来る。
 硫黄臭のする飲泉は、錆びた鉄を舐めたような味で、決して美味しいとは言えないが、
慢性の消化器系の疾病や貧血、痛風などには効果が期待されると言う。



 近くに有る“すずめの湯”は、気軽に入れる立ち寄りの湯である。
男女分かれてはいるが、脱衣所は入口のすぐ横で狭いし、浴槽も畳み3畳ほどと広くは
無い。決して設備の整った浴場とは言い難いが、泉質は天然自噴の含鉄高濃度炭酸泉
で、やや温め、特徴のある濁り湯だが、これはじっくと浸りたい至福の湯でもある。(続)






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