簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

石段街 (JR全線乗潰しの旅)

2015-08-10 | Weblog
 伊香保温泉の石段は、400年以上も前に現在の原型になる整備が行われている。
そして最近その石段は更に増やされて365段になった。
「一年365日、温泉街が賑わいますように・・・」との願いを込めてのことだそうだ。



 その願い通り訪れたこの日も、大勢の人々で賑わっていた。
石段の両側には旅館やお土産屋さんや、お食事処など間口の狭い家が立ち並ん
でいて、そんな店先を覗き、冷やかしながら大勢の観光客が「しんどい、しんどい」
と口にし、そのことを楽しむように上り下りしている。



 石段の途中には、なつかし横丁と言う店が有る。
まるで昭和の縁日にタイムスリップしたような場所で、大勢の大人が童心に帰り、
射的や輪投げを楽しんでいる。
元祖温泉まんじゅうの店先や、こんにゃくを売る店先の縁台にも、嬉しそうに頬張
る観光客の姿がある。日帰り入浴や足湯で、疲れた身体や足を癒す人も多い。



 温泉街を貫く石段の所々には、左右に細い路地が伸びていて、そこにも沢山の
店が並び、こんな小さな路地にも、浴衣姿のそぞろ歩きを楽しむ人も多く、これが
一種独特の景観を醸し出していて、いかにも人気の温泉地らしくみせている。



 石段には下からの段数が書かれたところや、与謝野晶子の「伊香保の街」と言う
詩が刻まれた場所がある。
そんな石段を探しながら365段を登り切ると、そこには、パワースポットとして知ら
れる伊香保神社が鎮座している。



 近くには伊香保温泉の源泉も有り、そこはまるで温泉街の繁栄を優しく静に見守
っているようだ。(完)





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