![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/c9/2e716324f8f18b536aefef1c4c101c7f.jpg)
京阪本線の瓦ヶ浜駅の横で踏切を越え、旧道を行くと真宗佛光寺派
専光寺がある。山門越に見える大屋根の建物は「鐘楼」らしいが随分
と高い位置に有り立派だ。
開基は寛正6年(1465)正善によるが、ご本尊は阿弥陀如来という。
山門前には厳めしい鉄製のフェンスが立てられていて、山内には入れ
ないようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/ff/77b5c077d48a0a96b1b2c79c06e88cb6.jpg)
更に先には同じ宗派の光源寺と寺が続き、瓦ヶ浜駅から200mほどの
ところ、中庄には「縣社 篠津神社」がある。
慶長7(1602)年の建築というこの瓦葺の表門(高麗門)も元はお
城の北大手門だったもので、明治の廃城令によりここに移築された。
重要文化財に指定されている。
街道からは遙か奥に見えている本瓦葺きの門がそれらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ce/651281b5351ab045ff5cfd9fdb1494be.jpg)
これまでの通りでは、卯建が上がるほどの豪商のお店は見られないが、
それでも「通り庇」の下に「格子」を構え、「虫篭窓」を開けた軒の低
い二階屋が幾らか散見された。
なかには「ばったり」や「犬走り」に「駒寄せ」を備えた家もある。
また昔ながらの老舗の商店も多く、旧城下町のメインストリートらしい
趣を見せている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/ff/25f15c0c30a5d29df595a0ed081b305b.jpg)
この辺り東側は、琵琶湖の最南端部に当り、流れ出る瀬田川に向け、
湖の幅が漏斗の様に絞られている場所だ。
当時の旧道は、そんな湖岸に沿うように通されていたのであろうか。
左程広くは無い道が、幾つも直角に曲りながら、その進路を北から徐々
に西に振り抜けて行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/ca/0fa6cbc683331183dfebdccbf1f6abcb.jpg)
正面に白壁土蔵の何か、曰くありげな建物が見えた。
そこで街道は鍵の手に曲ると、その右隅に「晴耕雨奇亭跡」が有った。
膳所の名金工師の屋敷があった場所らしい。
更に150m程西進して、中ノ庄駅の手前を右に曲がり北に向かうと、膳
所商店街の通りに入っていく。(続)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/ee/20fd1e8ba7c5ef3d04e178c9c32ad158.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c5/608a98fcd1340cbecac4921275227ec4.jpg)
![にほんブログ村 旅行ブログへ](http://travel.blogmura.com/img/travel88_31.gif)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます