菅茶山所縁の廉塾を訪れた帰り際、通りに「茶山饅頭」の旗を立てる菓子屋
さんが有ったので立ち寄ってみる。
この名物と言う「茶山饅頭」と、百年余り続く地元の蔵元と共同開発したとい
う「地酒饅頭」を買い求め、好物を手に神辺駅に向かい帰途に就いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/ed/65f25b9db6f0f5ea2229042d4b1f992e.jpg)
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この日の井原鉄道線の乗り回りは、ホリデイパスを使った。
定められた期間の土・日・祝日などに利用が可能な一日乗り放題切符で大人
1000円である。
井原鉄道線は多くは高架や盛り土の上に線路が敷設されているので、車窓
からの見通が良くパンフレットは「空飛ぶように走る鉄道」を謳っている。
そんな路線は、乗っていて踏切が極めて少ないことに気付かされる。
正確な資料もないので、迂闊な事は言えないが、殆ど無いのではないかと思
える程だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/ef/fedd4731994a4009ddecc459ab62c75c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/b9/a7effffcd2c19b8908e1001ca11dcc06.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/4e/94781f02acda88157f0647f51d04f969.jpg)
周遊の最後に井原線の起点駅・総社に再び戻って来ると、ホームには、回送
される「夢やすらぎ」号が停留していた。
2005(平成17)年に導入された特別イベント車両である。
「九州新幹線」「ななつ星in九州」や岡山市内を走る市内電車など、鉄道車
両のデザインを手掛ける岡山市出身の水戸岡鋭治氏の手よるもので、その外観
は沿線の夕焼けをイメージした茜色に統一されている。
残念ながら内部は良く見えないが、天然の無垢材をふんだんに使ったレトロな
味わいになっているらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/17/72009529aa543974d405872ba719dfd3.jpg)
総社はJR伯備線の途中駅で、この線を行く山陰連絡特急・やくもの一部列
車が停車する。
またこの地と岡山を結ぶJR吉備線(愛称・桃太郎線)の終点でもある。
井原鉄道線は元々、この吉備線の延伸路線として計画されていた。(続)
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