簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

不老不死温泉 (JR全線乗潰しの旅)

2012-09-10 | Weblog


 
 艫作(へなし)での降車客は5人ほど、降りる目的は皆同じようだ。
駅前に案内板が有り、「電話すれば迎えに来る」と書かれている。
歩いても10分か15分もみておけば大丈夫な距離ではあるが、5人も揃って
いる事だからと電話で迎えをお願いする。



 何分も待つ間もなく、5人には大き過ぎるバスがやって来た。
乗り込んで、5分もしないうちに到着した先は、黄金崎に有る不老不死温泉。
海辺の開放的な露天風呂が人気の温泉宿泊施設だ。



 入口で600円の入浴券を購入し、フロントでその証のリストバンドを腕に
付けてもらう。
 露天風呂には掛け湯の設備が無いので、一旦内風呂に入ってから露天
に行く事、また海辺にはブヨが多いので刺されないようにとの注意が有る。
本日の湯温は40度と書いてあつた。


 
 フロントの前に、広く開放的な内風呂がある。
ここで一旦裸に成り、かけ湯を済ませることになる。



 その後建物を出て、100mほど先の海辺の露天風呂まで向かう。
この間、裸で移動をするわけにもいかないので、素肌に直接羽織る浴衣でも
有れば良いのだが、無いのでもう一度最低限の着衣を身に着けることになる。
 そして、残りの着衣や靴などの荷物を抱えて浴槽までを移動するわけだが、
正直これがなかなか煩わしい。



 向かって左が混浴の露天風呂、右手が女性専用の風呂となっている。
ここからは浴槽は見えず、白い波を立てる海がすぐ後ろに見えている。

 

 日本海の波打ち際に有るひょうたん型の浴槽は、海と隣り合わせだ。
浴槽から海、海から浴槽と渡り歩くことが出来るほど近い。

 赤茶けた錆色をした濁り湯は、含鉄ナトリウム塩化物強塩泉。
波が高い日には、海水が湯船に流れ込む事も有るらしい。
 
 

 浴槽に浸かって海を見ると、岩に砕ける白波の方が高く見える。
潮騒を聞き、美しい夕陽を見ながらの入浴は絶景らしいが、日帰り入浴は
午後4時までで、それ以降は泊り客専用となる。(続)





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