簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

佐久間レールパーク (JR乗り潰しの旅・飯田線)

2021-01-27 | Weblog
 早瀬、下川合を経て、12時48分、豊橋から62.4㎞の地点である中部
天竜駅に到着し、ここで列車は2分間停車する。
ここまでおよそ2時間を要しているが、まだ距離的にも時間的にもよう
やく1/3程度来に過ぎない。





 駅周辺には人家も多く、久しぶりに目にする町並である。
飯田線の静岡県内の駅では、唯一の有人駅で、駅長も配置されている。
1面2線に行き違いの出来る島式ホームが有り、特急「ワイドビュー
伊那路」が停車する。

 随分前にこの線に乗った折には、駅構内に「佐久間レールパーク」と
言う施設があった。記憶に残っていたので、短い停車時間の間に車窓か
ら捜してみたが、構内のどこを見渡しても見当たらなかった。





 当時も車窓から眺めただけで、下車をして立ち寄った訳ではない。
駅構内の施設で、当駅に有効な切符を所持していれば入館出来たらしく、
気になっていた。鉄道車輌のファンの間でも、人気の施設と聞いていた。

 この施設はJR東海が作った鉄道車両博物館で、昭和初期に活躍した
車輌の展示や、飯田線の歴史を紹介する展示がされていたようだ。

 調べると平成21(2009)年に、僅か18年の歴史で幕を閉じたらしい。
展示物の殆どが、平成23(2011)年に名古屋市のあおなみ線(名古屋
臨海高速鉄道・西名古屋港線)の金城ふ頭駅前にオープンした「リニア・
鉄道館」に移されたと言う。





 これで以前飯田線に乗車したのは、10年以上も前だと思い知らされた。
つい最近のことのように思っていたが、既に一昔も前のことである。
十年一昔と言うが、十年も経てば、世の中も変わってしまうものらしい。
当時施設のあった構内の建物の壁に残された、色あせた鉄道車両の写真
が僅かに当時を忍ばせるのみである。(続)

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