簾 満月「バスの助手席」

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「黄斑上膜」と言う診断

2013-08-28 | Weblog
 検査の結果、「黄斑上膜」と診断された。
物の形や、大きさ、色、奥行き、距離など、視力を司る重要な細胞が集中
する網膜の、その中心が黄斑部で、そこの上に膜が張る病気だ。
 膜の収縮によって網膜を引っ張り、皺を作るので、ものがゆがんで見え
たりする。



 その原因は色々あるらしいが、多くは加齢によるものだが、中には外傷、
炎症によって起こる事も有ると言う。
正常な眼球でも早い人では40代くらいから、多くは60歳を過ぎると硝子体
に生理的な変化が起き、網膜から剥がれたものが一部に残りこれが積み
重なって黄斑上膜に成ると言う。



 眼の一番奥で起こっている病気だから、メガネや目薬・飲み薬での薬効
は期待出来ず、症状の進行を止めるには、手術でセロファン状の上膜を
取るより他ない。
 「直ちにどうこう言う状態でもないが、十年、二十年先のリスクを考えるな
ら、早めの手術を勧めます」と宣告する医師。



 頭の中では、「その頃生きているだろうか」と、何十年後かの自分に思いを
巡らすが、生きているならしっかりと見える目を持って生きていたい・・。
そんなことを考えると選択肢もなく、「宜しくお願いします」と医師に全面的に
委ねるより仕方ない。



 最近の手術では、結膜(白目)にはメスを入れず、05mmほどの管を三本ほど
硝子体に差し込んで、その管を通じて処置を行うので体へのダメージは大幅に
低減され、術後の目のごろつき感は全くと言って良いほどにないという。
当然リスクが全くないわけでは無いが、極一般的に行われる手術らしい。
 

 死ぬまで、こんな綺麗な花々を見て暮らしたい。
たとえ老いても、視力を失った世界など、考えられない。

 病室の空きを待ち、それから一か月ほど経って入院し、「黄斑上膜・硝子体
手術」を受けることに成った。(続)



(写真はバリ島、本文と無関係)

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