簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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「JR周遊きっぷ」の廃止

2013-03-29 | Weblog
 平成25年2月15日、JRグループは『お客様の利用状況を踏まえ、平成25年3月31日
をもって、「周遊きっぷ」の発売を終了いたします。』と発表した。



 昨年の秋頃から、そろそろ北海道内の乗り残した路線の乗り潰しを・・・と思い、どの
切符を使い、どんなルートで何時回ろうかと思案・検討を続けていたところだけにその
発表は、まさに青天の霹靂、それは驚きと落胆以外の何物でもなかった。



 広大な北海道を普通列車しか利用できない「青春18きっぷ」で回るのは時間も掛か
りすぎて困る。こんな時頼りになるのが「周遊きっぷ」や「フリーきっぷ」で有っただけに
その一方の販売が終了となるのは選択肢も無くなり残念としか言いようがない。



 使い方によってはこれほど強力な切符は無いのであるが、今考えれば「自由に・・」
と言う事が制約を加え、制度を難しくし、そのことが利用を遠ざけてしまったように思え
て仕方ない。「使う人が自ら経路を考えないと買えないきっぷ・・」と言うのが一般的で
あったのかと言う疑問も思い浮かぶ。



 「1998年に67ゾーンで販売が始まり、2002年度には約13万枚を発行、しかし売り上
げの落ち込みとともに周遊ゾーンも次々と廃止され、11年度の売り上げは約4万8千枚
だった。」と新聞は報じている。



 もっとも昨今では「青春18きっぷ」の廃止が一部では噂されていて、それ以上に
「周遊きっぷ」の存続が危惧されていたわけだから、当然と言えば当然の結果とも
言えなくもない。
それにしてもとうとう切り捨てられたか・・と言うのが率直な感想である。(完)


 写真は、鹿児島県・知覧武家屋敷通り(本文とは無関係)

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