TheProsaicProductions

Expressing My Inspirations

a TV drama

2010-07-09 | prose
 今日からスタートしたお馬鹿な刑事ドラマを見た。
 予想以上に笑えた。さすがクドカン脚本&演出作品だ。
 役者さんのキャスティングもひとクセあって、脇役もこだわりがあっていい。

 主役は、弥次喜多で共演して意気投合したんであろうか、じゃにーず事務所
 だから主演にした訳ではなさそうだ。馬鹿刑事を真剣に演じてるのには感心
 した。
 女性からみたらイタイと思われるような事をモテるだろうと信じてやってる
 男って現実結構いるよな。それと、自分がモテるということを他人に信じて
 もらおうとしゃべりたがる奴。それが本人の思い込み・自惚れであることに
 気づかずに。

 山東京伝(江戸時代後期の戯作者、狂歌人&浮世絵師)の書いた草双紙に
 『江戸生艶気樺焼(えどうまれうわきのかばやき)』というのがあって、
 金持ちだが不細工の自惚れ息子が、自分がモテるという事を世間に認め
 させるために、モテる男がするという様々な事を金を使って実行するのだが
 世間の人々は一層ばか者扱いする...という滑稽なお話だが、『東海道中
 膝栗毛』好きのクドカンのことだからこのお話も知ってるかもしれんな、
 と思いながら久しぶりにテレビドラマで笑わせてもらった。