昨日の昼間は、陽が射しこみ縁側に居るとうたた寝でもしそうだった。
白い雲、そして青空も広がっていた。
こんな日は、綺麗な夕焼け空が期待できる。
唐古鍵遺跡の楼閣に沈む夕陽を撮りに、唐古へ・・・。
西の空には、白い雲が点在。この雲が染まってくれれば・・・美しい。
「たそがれの弥生の国」が、現れるのでは・・・なんて・・・期待しながら・・・。
夕陽が落ちるのは早い。焦る気持ちとは裏腹に、休日のマイカーの多さで遅々として進まない。
カメラを構えると同時に、陽が楼閣に掛かりはじめた。
陽が楼閣にさしかかる頃、冷たい風が吹き始めた。
・・・・やがて台風並みの強さに・・・。
身体ごと飛ばされそうになりながら、三脚に乗せたカメラを飛ばされないよう押さえながら・・・。
シャッターを切るのが精一杯。
あまりの冷たさに、涙が出る。水洟も出る。
こうなれば、絞りもシャッタースピードも適当だ。
三脚を支えにし、踏ん張りながら撮り続けた。
指先が麻痺し、絞り・スピードダイヤルがうまく廻せない。
まさか、このような展開になろうとは・・・。
心の準備が無かっただけに・・・。
撮り終えた後、余計なものが写っているアングルの悪さにガックリ。
零下7度の場所に行くよりも、大変な思いをした撮影であった。
▲陽が雲に隠れた時に撮ったのですが・・・。この頃から強い風が・・・。水面がそれを裏付けます。
▲陽が楼閣の後ろになったところです。カメラレンズを池を囲む鉄条網に乗せ固定させて撮りました。
▲黒い雲に変貌。この頃からますます冷たい強い風が・・・。楼閣のバックには二上山・・・。でも、広告看板が邪魔で雄岳と雌岳の境がハッキリしなくて・・・。これはアングルの悪さ・・・。これも強風のせい・・・後で気付いたのでした。
▲もう少し雲が少なければ、水面に陽が写って、綺麗に写るのだが・・・・。
▲ラストの一枚です。幻想的な光景になっていました。楼閣の右上に現れた真っ赤な色がもっと広がるのを期待したのですが・・・今日は、ここまで。