スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

紅葉を求めて (京都・浄瑠璃寺)

2007-12-01 08:33:48 | 出来事

昨日は京都と奈良の境、京都府木津川市加茂町にある「浄瑠璃寺」と「岩船寺(がんせんじ)」を訪ねた。
まずは、浄瑠璃寺へ。
山門手前の両脇にはかなりの樹齢である「馬酔木(あしび)の木」が出迎えてくれる。

境内には、藤原時代に造られた「浄瑠璃寺庭園(特別名勝及び史跡)」があり、境内中央にある池を挟んで、三重塔側を「此岸」、そして本堂側を「彼岸」とし、太陽が出る東方の浄土に「薬師如来」を、そして太陽が沈む西方浄土に「阿弥陀如来」をまつっているのだ。

比較的こじんまりとした寺内には国宝・重文級が数多くある。
まず国宝としては、「九体阿弥陀如来像」「九体阿弥陀堂」「三重塔」「四天王像」があり、いずれも藤原時代の作である。
また、「子安地蔵菩薩像(藤原時代)」や「不動明王(鎌倉時代)」などの重文がある。いずれも堂内撮影禁止のため、紹介できない。

このお寺は「関西花の寺・16番霊場」に選ばれている。
春は馬酔木・サンシュユ・桜・あやめ、夏はカキツバタ・紫陽花・桔梗・百日紅、秋は萩・モミジ・当尾柿、冬は千両・万両・水仙などが咲き誇るのです。


本堂の軒先から中央の池を挟んで、東側(此岸)の薬師如来が安置されている三重塔を臨む。


紅葉の中の国宝・三重塔。平安末期治承2年(1178年)に京都一条大宮から移されたもの。元は仏舎利を納めていたとも・・・。


池の縁にあった石鉢(これが永年4年のもの?)を手前にして東方を望む。訪れた時間が悪かったのか、三重塔に陽が当らず・・・暗くて・・失敗だ。


本堂前のモミジは真っ赤になっていた。この木の下は、三脚を構えたアマ・カメラマンが多くて・・。


本堂の縁側から池を見ると・・・すごく綺麗だ。


境内に建っていた案内板。もう少し、立派なほうが・・・。国宝もあることだし・・・。


山門の手前にあった、食事処「あ志び乃店」 。「山菜そば定食」には山百合の佃煮が付いており、美味かった。隣の人は、「しそジュース」。コーヒーのマドラーは炭。「時々、HPを覗かせてもらていますよ」、との返事に「なかなか更新できなくて・・。庭の手入れもできなくて・・・」。午後2時近くになっても途切れない客の応対に走り回っておられた。


<追加>

本堂などで飾ってあった花たち。さすが「花の寺」です。 




(おまけ)

参道にあった無人の販売所。お漬物が100円だぁ!。思わず、買ってしまった。
そして、柿の木が、聳えていました。まだ、熟した実がついております。


コメント (7)
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