いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

世界諸国の憲法の現状

2017年10月17日 10時44分28秒 | ダンスサークル サンデー会
 日本国憲法は前文で「…日本国民は…平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と依存を保持しようと決意した。…」このように平和の維持は他国任せであっていいのだろうか。一度も改正が行われていない日本国憲法にもかかわらず諸外国は状況に応じて柔軟に憲法を改正している。以下の資料は、平成25年5月4日付産経新聞に掲載された「諸外国の憲法改正の実態」である。

 ①アメリカ:18回 ②ノルウエー:頻繁 ③ベルギー:頻繁 ④ルクセンブルク:34回 ⑤オーストラリア:8回 ⑥メキシコ:頻繁 ⑦オーストリア:15回 ⑧リヒテンシュタイン:25回 ⑨ラトビア:10回 ⑩レバノン:11回   ⑪アイルランド:29回 ⑫アイスランド7回 ⑬インドネシア4回 ⑭日本:無改正 ⑮中華民国:7回 ⑯イタリア:16回 ⑰ドイツ:57回 ⑱コスタリカ:54回 ⑲インド:96回…番号は憲法制定の古い順である。

 日本国憲法は、世界の正文憲法保有188ヵ国中、古い方から14番目で無改正。またフランス24回、スイス23回、フインランド7回と改正している。日本は無改正で世界最古の法典となっている。ノーベル賞確定時期になるとマスコミなどが、日本のこの憲法は平和憲法だから「ノーベル平和賞」の対象になると騒いでいる。全くのんきな人たちである。日本はこのような憲法があるから「平和」だと勘違いしている。世界情勢は、領土、宗教、人種、石油、食糧、漁業など様々な問題発生により摩擦が生じている現状で「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」に頼る空文の無力さに日本国民は真剣に日本国憲法の持つ意義を真剣に考える時期に来ていると私は考えている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする