【part1】
男性教師?Aから
やたらとたくさんの課題を出されて
男生徒B、女友だちCと3人で
大急ぎでやっている
四角い部屋は入って左右に書棚があり
資料が詰まっている
左端に大きめの机があり
作業中の紙類が散らばっている
協力して調べているが
他の2人は熟考タイプで
私はせっかちだから
私ばかり先行していろいろ
やっているような気持ちになる
私は見たこともない画数のやたら多い
難しい漢字を調べていて
ノートにメモするのも大変
元々の印刷も見づらくて
ヨコ棒が何本なのか
何の字の組み合わせなのか分からず
少し誤魔化して書いたのが
Aにもバレる
苦戦しているとAが来る
A:
漢字間違えてたぞ
さんずいが抜けていた
早口でどんどん説明するから
私:ちょっと待ってください メモとるので
書棚を整理していると
A:『地球のなりたち』って本もイイ
私:
ありますよ
私が買って、図書室に置いてあるので
時間あったら読んでみてください
A:さすがだな
Aはそのままだらだら話し始めて
まだ忙しいのに面倒だなと思いつつ
適当に話にのっている
Aは下ネタが大好きで
なにかというとそんな話をする
私は下ネタが苦手だから相手にしないが
Cは大人しいので
Aは顔と顔を付き合わせるほどの距離で
絡んでボディタッチしているのを見て
ヒヤヒヤする
Bは価値観が偏っているため私は苦手で、
BはAを嫌っているが何も言えず、
Aがいない時に私たちに愚痴るだけだから
こういう時も黙って無視しているだけ
Cはつけまつ毛がいつも
取れそうになるが
取れそうで取れない話に夢中で
セクハラに気づいていない様子
つけまを引っ張ってみせたりして
笑っているがAは話を聞いていない
普段控え目だから、Aのようなタイプに
狙われやすいし、目立たないが
よく見ると可愛いことに気づいたAは
さらにテンション上げてまくしたてている
A:
もし地球上に男女2人きりになったら
もしオレと2人きりになったら・・・
私:
1人でも2人でも同じですよ
相手を見れば、ああ、これは自分と合わないなって
人は分かるじゃないですか
(Aが自分のことだと気づいたら
あとあと面倒か?と一瞬ヒヤっとするが
全然気づいていないから
言葉に少し気をつけて続ける
価値観が違うとかすぐ分かるから
1人きりになっても
相手が1人だけでも
イヤなものはイヤだから
同じですよ
私がハッキリゆったせいか
AはCにばかり話しかけて
どんどん近づいても
Cはつけまの話ばかりしている
C:
こうして引っ張ると取れちゃうんですけど
(見ても取れないから、
意外と接着力が強いんだなと感心する
こないだ姉にも言われて
でも大丈夫だったんです
Aは話を聞かずに、どさくさに紛れて
Cの口に指を入れているから
私は慌てて大声で警告する
私:
それじゃセクハラですよ!
今、いろいろうるさいじゃないですか
PTAとか
早いうちにクギを刺しておいたほうがイイ
AはPTAや上司に弱い性格だから
こう言えば、少しは気をつけるかもしれない
その間もBは苦虫を噛んだ顔をして
ひと言も言わないから
Bと2人きりになるのもゴメンだと思う
Aみたいなタイプは懲りないし
自覚がないから、またどこかで会ったり
ストーキングでもされたら怖い
今度こそちゃんとした防犯ブザーでも買って
帰りが遅くなったり、
夜道を1人で歩く時など
すぐ使えるように
持ち歩いたほうがイイかも
尋常じゃないAとCのやりとりを見て
ゾッとする
【part2】
ガランとした新しいフローリングの部屋
家具は何もなく、日当たりがいい
私も含め、男A、女Bの3人で
華やかだった頃の思い出など
楽しく昔話などをしている
Aが先に帰ると、Bは寂しいと
私にすがりついて泣く
私:Aの家に行ってみよう!
外に出ると、周りは建物がほとんどなく
道は広く、舗装されていないから
雨水が大きな水たまりになっていて
私はわざとそこにビシャビシャ入ったり
懐かしい歌(童謡?)を歌うと
一緒に歌って喜ぶB
子ども連れの母親とすれ違い
子どもは私たちの様子を見て喜ぶが
母は見ないようにと叱る
ふと見ると私たちがボロを着て
体臭もキツいのに気づく
Bの家は立派だが、
今は人手にわたり寄席のホールのようで
客やスタッフが出入りしている
1人の男が最初は私たちを拒むが
私:
ここはBの生まれた家なんです
ちょっと中を見るだけでも
と頼むと、親切に中を案内してくれる
私:私の家はあっちの○○のほうなんです
男:ああ、○○ね
早足でどんどん先に行き
迷路のように何度も曲がりくねり
数十cm四方の四角い中にまで
入っていくので、途中までは
体がギリギリで息苦しくなり
そこから先はとても体が通らない
男:この先です
男はスルスルと先に行く
私:
もうダメです 通れないですよ!
こんな狭い所にいくらなんでも!
男:いや、通れると思えばスッといけますよ
私たちは、この男も含めて
もうこの世の者ではないのでは?
だからBもずっとここに住めば
もう寂しくないかもしれない
私がいた所はもうないか
やはりすっかり変わってしまっただろうな
一度見に行って、そこに居たくなければ
Bらとここに住んでもイイし
他に旅してもイイし
他の大勢行き交う人々に
私たちは見えていないのかも
地縛霊ってやつになるのか?
まあ、Bが喜ぶならそれでもいいか
男性教師?Aから
やたらとたくさんの課題を出されて
男生徒B、女友だちCと3人で
大急ぎでやっている
四角い部屋は入って左右に書棚があり
資料が詰まっている
左端に大きめの机があり
作業中の紙類が散らばっている
協力して調べているが
他の2人は熟考タイプで
私はせっかちだから
私ばかり先行していろいろ
やっているような気持ちになる
私は見たこともない画数のやたら多い
難しい漢字を調べていて
ノートにメモするのも大変
元々の印刷も見づらくて
ヨコ棒が何本なのか
何の字の組み合わせなのか分からず
少し誤魔化して書いたのが
Aにもバレる
苦戦しているとAが来る
A:
漢字間違えてたぞ

さんずいが抜けていた
早口でどんどん説明するから
私:ちょっと待ってください メモとるので

書棚を整理していると
A:『地球のなりたち』って本もイイ
私:
ありますよ
私が買って、図書室に置いてあるので
時間あったら読んでみてください
A:さすがだな
Aはそのままだらだら話し始めて
まだ忙しいのに面倒だなと思いつつ
適当に話にのっている
Aは下ネタが大好きで
なにかというとそんな話をする
私は下ネタが苦手だから相手にしないが
Cは大人しいので
Aは顔と顔を付き合わせるほどの距離で
絡んでボディタッチしているのを見て
ヒヤヒヤする
Bは価値観が偏っているため私は苦手で、
BはAを嫌っているが何も言えず、
Aがいない時に私たちに愚痴るだけだから
こういう時も黙って無視しているだけ
Cはつけまつ毛がいつも
取れそうになるが
取れそうで取れない話に夢中で
セクハラに気づいていない様子

つけまを引っ張ってみせたりして
笑っているがAは話を聞いていない
普段控え目だから、Aのようなタイプに
狙われやすいし、目立たないが
よく見ると可愛いことに気づいたAは
さらにテンション上げてまくしたてている
A:
もし地球上に男女2人きりになったら
もしオレと2人きりになったら・・・
私:
1人でも2人でも同じですよ
相手を見れば、ああ、これは自分と合わないなって
人は分かるじゃないですか
(Aが自分のことだと気づいたら
あとあと面倒か?と一瞬ヒヤっとするが
全然気づいていないから
言葉に少し気をつけて続ける
価値観が違うとかすぐ分かるから
1人きりになっても
相手が1人だけでも
イヤなものはイヤだから
同じですよ
私がハッキリゆったせいか
AはCにばかり話しかけて
どんどん近づいても
Cはつけまの話ばかりしている
C:
こうして引っ張ると取れちゃうんですけど
(見ても取れないから、
意外と接着力が強いんだなと感心する
こないだ姉にも言われて

でも大丈夫だったんです
Aは話を聞かずに、どさくさに紛れて
Cの口に指を入れているから
私は慌てて大声で警告する
私:
それじゃセクハラですよ!
今、いろいろうるさいじゃないですか
PTAとか
早いうちにクギを刺しておいたほうがイイ
AはPTAや上司に弱い性格だから
こう言えば、少しは気をつけるかもしれない
その間もBは苦虫を噛んだ顔をして
ひと言も言わないから
Bと2人きりになるのもゴメンだと思う
Aみたいなタイプは懲りないし
自覚がないから、またどこかで会ったり
ストーキングでもされたら怖い
今度こそちゃんとした防犯ブザーでも買って
帰りが遅くなったり、
夜道を1人で歩く時など
すぐ使えるように
持ち歩いたほうがイイかも
尋常じゃないAとCのやりとりを見て
ゾッとする
【part2】
ガランとした新しいフローリングの部屋
家具は何もなく、日当たりがいい
私も含め、男A、女Bの3人で
華やかだった頃の思い出など
楽しく昔話などをしている
Aが先に帰ると、Bは寂しいと
私にすがりついて泣く
私:Aの家に行ってみよう!
外に出ると、周りは建物がほとんどなく
道は広く、舗装されていないから
雨水が大きな水たまりになっていて
私はわざとそこにビシャビシャ入ったり
懐かしい歌(童謡?)を歌うと
一緒に歌って喜ぶB

子ども連れの母親とすれ違い
子どもは私たちの様子を見て喜ぶが
母は見ないようにと叱る
ふと見ると私たちがボロを着て
体臭もキツいのに気づく

Bの家は立派だが、
今は人手にわたり寄席のホールのようで
客やスタッフが出入りしている
1人の男が最初は私たちを拒むが
私:
ここはBの生まれた家なんです
ちょっと中を見るだけでも
と頼むと、親切に中を案内してくれる
私:私の家はあっちの○○のほうなんです
男:ああ、○○ね
早足でどんどん先に行き
迷路のように何度も曲がりくねり
数十cm四方の四角い中にまで
入っていくので、途中までは
体がギリギリで息苦しくなり
そこから先はとても体が通らない
男:この先です
男はスルスルと先に行く
私:
もうダメです 通れないですよ!
こんな狭い所にいくらなんでも!
男:いや、通れると思えばスッといけますよ

私たちは、この男も含めて
もうこの世の者ではないのでは?
だからBもずっとここに住めば
もう寂しくないかもしれない
私がいた所はもうないか
やはりすっかり変わってしまっただろうな
一度見に行って、そこに居たくなければ
Bらとここに住んでもイイし
他に旅してもイイし
他の大勢行き交う人々に
私たちは見えていないのかも
地縛霊ってやつになるのか?
まあ、Bが喜ぶならそれでもいいか