講座案内

2006年02月21日 | メンタル・ヘルス

  サングラハ教育・心理研究所 (←3月1日付で改称します。)

 19期オープンカレッジ ご案内


 今日本では、戦後の自由主義-資本主義社会のマイナス面が深刻なまでに拡大しています。自由主義は過度な自由競争に、資本主義は拝金主義へとひずんできていて、優越か劣等か、勝ち組か負け組かという、不毛な二極分化-対立が進んできているようです。

 そうした不毛な状況に巻き込まれず、しかし決して不適応に陥らず、「自分らしく・人間らしく」、生き生きとこの社会を生き抜くために、今期は、そもそも何が「本当の自己」なのかというところを、ご一緒に学んでいきましょう。

 藤沢に新しい拠点ができました。土日の集中講座を追加する予定です。ご期待ください。


A講座:「自己実現の心理学」 於 ヒューマン・ギルド(神楽坂) 
4/11, 25 5/9, 23 6/13, 27 7/4, 18 火曜日全6回
 
 「自己実現」という言葉は、「競争社会」の雰囲気の中で「人を蹴落としてでも自分の思いどおりに生きること」というふうに誤解されてきましたが、それは、提唱者の代表ともいうべきマズローなどが伝えたかったこととはかなり、というかほとんど違っています。

 今、マズロー、アサジョーリ、フランクルなどを手がかりに、原点に帰って学びなおすことは、きっとこの時代の中で自分らしく生きるための、基本的なヒントになると思います。

テキスト:岡野守也『トランスパーソナル心理学』(青土社)

C講座:「『禅宗四部録』を読む」 於 不二禅堂(参宮橋)
  4/7, 21 5/12, 26 6/9, 23 7/7, 21 金曜日全8回

 中級講座では、基本的には大乗仏教の深層心理学・唯識の学びを持続してきていますが、合間に、禅の古典なども学びます。現在は、『摂大乗論』の学びを一区切りで中断して、禅の入門的な古典『禅宗四部録』を学んでいます。

 今期は、「君見ずや、絶学無為の閑道人、妄想を除かず真を求めず(諸君見たまえ、もはや学ぶべきものがなくなり実に閑になった道人を。妄想をなくそうともせず、真実を求めようともしない)」という冒頭の名句で知られる、7世紀末~8世紀初の永嘉玄覚(ようかげんかく)のものとされる『証道歌(しょうどうか)』の講読を行ないます。

 全回の『信心銘』に続き、研究所主幹がはじめて講義するものです。どうぞ、ご期待ください。

 なお、講義の前に30分程度の坐禅を行ないますので、坐禅のできる服装をご用意下さい。
テキスト:コピーを配布します。

●受講料は、一回当たり、一般3、5千円、会員3千円、専業主婦・無職・フリーター2千円、学生1千円×回数分です。
 都合で毎回出席が難しい方は、単発受講も可能です。

●申し込み、問い合わせは
 サングラハ教育・心理研究所・岡野へ、E-mail: okano@smgrh. gr. jp 
または Fax0466-86-1824で。
 住所・氏名・年齢・性別・職業・電話番号・メールアドレス(できるだけ自宅・携帯とも)を明記してください。


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1 コメント

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楽しみにしています (りょう)
2006-02-22 19:03:47
「自己実現」という言葉の意味を、かつてはエゴの欲求が、物理的な事柄が満たされることによって達成されることである、と理解していました・・・浅はかでした。



自己実現、証道歌の講座どちらも楽しみにしています。
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