就活に勝つメンタル・タフネス 2

2010年06月26日 | メンタル・ヘルス

 直面する事実がどんなに困難で絶望的に見えても、それに立ち向かうとする私たちの心がまえに比べれば、それほど重大な問題ではない。

 その事実に対して何かする前に、すでにあなたの考え方が自分を負かしてしまっているのだ。現実に対応を始める前に、心理的に圧倒されてしまっている。

 反対に、自信のある楽観的な考え方は、事実をまったく変えることも克服することもできるのだ。

  (ノーマン・V・ピール『積極的考え方の力――ポジティブ思考が人生を変える』ダイヤモンド社、p.25-26)


 「できると信じる者が勝つ」(エマーソン)


 就職活動――およびあらゆる人生の活動――に成功する最大のポイントは、まず「できると信じる」ことです。

 そうするとすぐ、「求人状況はきびしいし、自分に自信がないんです。どうしたら信じられるんでしょう?」という質問が出てくるでしょう。

 その「どうしたら」つまりノウハウについても、少しずつ書いていきたいと思っていますが、まず一言コメントをしておくと、どうこうする以前に単純明快に信じ込むのです。

 方法も根拠もあるにはあるのですが、それ以前にまず自分が「信じよう」と思うその決心が大切です。

 「でも……」という人のために、もう一言だけ。

 信じられないのだったら、最初は本心からでなくてもかまわないので、まず「信じたふりをする」「信じたようなつもりになってみる」ことです。

 「ふり」や「つもり」がやがて徐々に本心に変わっていきます。

 数え切れないほどの成功者たちが自分の体験を基に口をそろえて、「できると信じる者が勝つ」と言っています。

 勝ちたいんでしょう? ならば勝った体験者の言葉を信じることです。最初から信じられないのなら、信じたふりをすることから始めてみましょう。

 大丈夫! きみたちならできる!


*すでに一度紹介しましたが、念のため。

積極的考え方の力―ポジティブ思考が人生を変える (Life & business series)
ノーマン・ヴィンセント ピール
ダイヤモンド社

このアイテムの詳細を見る



コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 就活に勝つメンタル・タフネ... | トップ | 就活に勝つメンタルタフネス 3 »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (zazen256)
2010-06-27 03:33:36
 「希望を持ち続けること」も大切なのではないでしょうか。それと自分に適合する良い言葉に出遭って、その言葉を機会有るごとに唱え続けることも大事なことであると思います。
 私は「縁尋機妙」(えんじんきみょう ;良い縁は、知らず知らずのうちに、更に良い縁を尋ねていくものである。そのような機会に出会えることは、実に上手くできている、という風な意味)という言葉は真実であると思っています。この言葉には最近出遭いました。希望をもって行動していると、希望に向って、更に、良い機会に出会いながら、希望の実現に近づいていく、或いは、ひらめきに出会うこともある、と思います。


返信する
いい言葉ですね! (おかの)
2010-06-27 10:38:33
>zazen256 さん

 「縁尋機妙」、実にいい言葉ですね。ご紹介有難うございます。もしよければ、出典も教えていただけるでしょうか。

 おっしゃるとおり、希望を持ち続けること、自分に合ったいい言葉に出会うこと、とても大切だと思います。

 いい言葉に励まされながら、希望を持ち続けると、やがて必ず実現する、と自分でも信じ、若者にも伝えていきたいと思っています。




 
返信する
ありがとうございます (zazen256)
2010-06-28 04:08:10
 早速にご返事いただきまして、真にありがとうございます。
 私は数年前から書物やブログ、メルマガなどから気に入った文章や言葉を、PCでA7番の用紙に写しています。それを暫くの間、A7版ケースに入れて持ち歩いています。その量は数百枚にもなりました。
 これらは葉書整理用のファイル(120枚収容可)に見出しをつけて保管しています。
 この「縁尋機妙」という言葉は、どなたかのブログから学びました。あるお坊さんのブログ「こころのものさしhttp://ameblo.jp/renngyouji/」だったと思いますが定かではありません。お許しください。



返信する

コメントを投稿

メンタル・ヘルス」カテゴリの最新記事