14日に衆議院の選挙ということになった。
気候変動というもっとも大きな規模の危機の時代であるにもかかわらず、不思議かつきわめて残念ながら日本には「エコロジカルに持続可能な福祉国家」を目指すという理念とビジョンのある政党がいまだに存在しないので、私も「支持政党なし・無党派層」ということになる。
しかも14日はちょうどサングラハ教育・心理研究所の東京集中講座の日と重なっている。
しかし、民主主義国家の国民の権利と義務として、言うまでもなく棄権はしない。
期日前投票で、今回も安倍政権への「批判票」を投じようと思っていたら、今日の毎日新聞になかなか示唆深い記事があった。
「衆院選:投票先に悩むアナタへ…「戦略的投票」のススメ」というタイトルの記事である。
「師走の衆院選がスタートした。自分が心から支持する候補者に1票を投じる……それができれば一番いい。だが「自分が望む政策と同じ公約を掲げる党がない」「与党も野党も信用できない」「小選挙区に意中の候補がいない」……そんな時、棄権するしかないのか、何かできることはないのか。専門家に聞いた。」
「混沌(こんとん)とした状況で、自分の1票を生かすにはどうしたらいいのか。考え方を整理するためまずは、ゲーム理論に詳しい早大の船木由喜彦(ゆきひこ)教授を訪ねた。/船木さんによると、自分が最も支持する候補者に1票を投じる、これをゲーム理論では「真実表明」と呼ぶ。そして、それ以外の投票方法を「戦略的投票」と呼ぶ。」
詳しいことは記事そのものを参照していただくことにするが、なるほど「批判票」という言葉で私が考えていたのはこの「戦略的投票」とほぼ同じだなと思った。
ぜひ、読者のみなさんにも棄権しないで、「戦略的投票」をしていただくことを強くお勧めしたい。
そして、さらに中長期に向けてあきらめず、「エコロジカルに持続可能な福祉国家」を目指す新党の誕生を期待し続けたいと思う。
*この記事は、性質上、「持続可能な国づくりを考える会」のブログにもほぼ重複して掲載します。