おととい、きのうとコスモス・セラピーのワークショップでした。
4年ぶりの伊豆・弓ヶ浜の砂浜と海は、あいかわらず明るく、ゆったり、のんびりとしていて、とてもいい気持ちでした。
天気予報は好都合に外れ、晴れたり少し曇ったり、暑すぎず涼しすぎず、ほとほどの温度で、ワークショップには最適でした(やはり紫外線は強烈でしたが)。
参加者には、感性豊かで、しかしそのために現代の荒れた社会の中で生きづらさを感じている方が多いと見ていましたので、まず「状況に応じて、感性を開いたり閉じたりすることのできるコントロール能力を養うことが必要だと思います」というコメントをしました。
そして、「感性を閉じていないと生きにくい社会で毎日生きていると、いつの間にか癖になって感性を閉ざしっぱなしになりがちです。でも、感性が閉じてしまうと、生きていることの意味が実感できなくなってしまいます。今日、明日は、日常生活の中で閉ざしがちになっていた感性を久しぶりに開く練習をしましょう」と。
そして、長田弘さんの「最初の質問」を朗読して、まさにみなさんに質問をしました。
この詩・質問は、みなさんの心にとても響いたようです。
それから宇宙カレンダーの短いレクチャーの後で、渚に行って、「今日、あなたを呼んでいる、あなたと一緒に行きたいと言っているもの――例えば小石や貝がらや――を探して連れてきてください」と指示し、みんなで裸足になって渚を歩き、それぞれに何かを持ってきて、輪になり、一人ずつ砂浜に置いていって、みんなでいわばオブジェを作るワークをしました。
夜にはまた浜に出て、シートを敷いて横になり、「私と分離した向こうにあるものとしてではなく、その秩序のなかに自分もいるものとして、天の川銀河を見る練習をしましょう」というワークをしました。
私も横になって、マルクス・アウレーリウスの言葉を思い出していました。
星とともに走っている者として星の運行をながめよ。また元素が互いに変化し合うのを絶えず思い浮かべよ。かかる想念は我々の地上生活の汚れを潔め去ってくれる。(マルクス・アウレーリウス『自省録』より)
帰ってきて、夜中の三時までみんなで真剣に話し合いました(今回は体のために少し早めに寝ようと思っていたのですが、今回もまた熱が入ってしまいました)。
翌朝、また散歩に出て、海を見ながら立ち話でみなさんの質問に答えているうちに、話が深くなり、とうとう野外レクチャーになってしまいました。
テーマは「ほんとうの自己実現」でした。
それについては、できればここでも少し書いていきたいと思っていますので、続きはまた明日、ということで、今日はここまでにします。
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