エマニュエル・ボーヴ『きみのいもうと』です。
『ぼくのともだち』の続編とも言えるような内容。
主人公の名前は違いますけど、
『ぼくのともだち』に続いて出版された作者の第二作で、
まあ、主人公のやることなすこと、
お前、アルマンって名前変えてるけど、バトンだろ!
とつっこみたくなるくらいの地続き感。
今回も訳者(もちろん前作同様の渋谷豊氏である)のあとがきが
ふるっています。
数年前にフランスで刊行された『ボーヴ作品集』についての言及、
そこには、ありとあらゆるタイプの<甲斐性なし>が出揃っていて、
まさに<手にするだけで気が滅入る>という稀有な一冊になっている。
って、あんた本当にボーヴを広める気はあるのか笑
あるんだろうな。
ある種の愛が溢れるコメントである。
当初の原稿では主人公の名前が「マルセル」だったのだけど、
出版元の編集長の名前も「マルセル」で、
彼が主人公の改名をしないと出版したくないと言ったのも
まったくもってうなずけます。
というくらいダメ男のアルマン(いや、バトンに違いない)が
相変わらずダメダメ生活を送ってますが、
前作ほどお笑い要素はなかったです。
とはいえ相変わらずくそまじめに「ダメ男」思考を
滔々と述べていて、つっこみどころ満載。
そして相変わらず貧乏描写が容赦なくうまい。細かい。
ダメ男メイカーの作者作品のなかでも、
『ぼくのともだち』と『きみのいもうと』の2冊が
特に評価が高いようです。
私は『ぼくのともだち』の方がイチオシです。
『ぼくのともだち』の続編とも言えるような内容。
主人公の名前は違いますけど、
『ぼくのともだち』に続いて出版された作者の第二作で、
まあ、主人公のやることなすこと、
お前、アルマンって名前変えてるけど、バトンだろ!
とつっこみたくなるくらいの地続き感。
今回も訳者(もちろん前作同様の渋谷豊氏である)のあとがきが
ふるっています。
数年前にフランスで刊行された『ボーヴ作品集』についての言及、
そこには、ありとあらゆるタイプの<甲斐性なし>が出揃っていて、
まさに<手にするだけで気が滅入る>という稀有な一冊になっている。
って、あんた本当にボーヴを広める気はあるのか笑
あるんだろうな。
ある種の愛が溢れるコメントである。
当初の原稿では主人公の名前が「マルセル」だったのだけど、
出版元の編集長の名前も「マルセル」で、
彼が主人公の改名をしないと出版したくないと言ったのも
まったくもってうなずけます。
というくらいダメ男のアルマン(いや、バトンに違いない)が
相変わらずダメダメ生活を送ってますが、
前作ほどお笑い要素はなかったです。
とはいえ相変わらずくそまじめに「ダメ男」思考を
滔々と述べていて、つっこみどころ満載。
そして相変わらず貧乏描写が容赦なくうまい。細かい。
ダメ男メイカーの作者作品のなかでも、
『ぼくのともだち』と『きみのいもうと』の2冊が
特に評価が高いようです。
私は『ぼくのともだち』の方がイチオシです。
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