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【読書メモ】2013年8月

2020-08-17 13:45:10 | 【読書メモ】2013年
<読書メモ 2013年8月>


『プリズンホテル4 春』浅田次郎
再読。きちんとシリーズの順番通りに読むと
やっぱりおもしろいな、と反省。


『ブラジル蝶の謎』有栖川有栖
(ちょっとネタバレっぽい感想です)
「鍵」の話し、冗談半分で「貞淑を強制するアレかな?
そこまでバカな話じゃないか〜」
と思ったら本当にそうだった。脱力した。


『よろず春夏冬中』長野まゆみ
最初のストーリーは幻想的で良かったんだけど、
段々耽美になっていき、ついていけなくなった。
というか、いまいち理解できない話しが多かった…。


『リア王密室に死す』梶龍雄
これはおもしろかった!!
三高の文化とか、森見登美彦の描く京大に通じるもの(?)が
あって楽しめた。
『海を見ないで陸を見よう』より断然いい!


『堪忍箱』宮部みゆき
堪忍箱を開けずに火をつけるのが理解できなかった。
そこまで追い詰められてないだろうし悩んでない気がするんだが。
短編だからかなあ。


『おしまいのデート』瀬尾まいこ
デートと食がテーマの短編集。
どれもいい!!
ランクアップ丼の、父の死を伝えに来た娘さんが
いいおばさんで、ジンときた。


『マムシのanan』リリー・フランキー
エッセー


『珍品堂主人』井伏鱒二
久しぶりに読んだら、すごく良かった。
こんな風に生きたいなあと思わせられる。
ムリだけど。飄々とした物語。


『白鳥殺人事件』内田康夫
ダイイングメッセージがわかりやすすぎて、
「さっさと気づけ!!」と思ってしまう。
グリコ事件をほぼ忠実にトレースしているらしいが、
犯人グループの動機とその後の暴走に説得力がないような。
というか、浅見光彦のことがあまり好きになれない…。


『坊ちゃん殺人事件』内田康夫
夏目漱石「坊ちゃん」の本歌取り。
浅見光彦の一人称。
そういえば「坊ちゃん」読んでないなあ・・・。


『朱色の研究』有栖川有栖
短編よりおもしろかったです。
高級マンションなのに80世帯中10世帯しか入居してない
幽霊マンションが他人事でなく怖い。

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