思惟石

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【読書メモ】2012年10月②今月の金田一先生

2020-04-03 12:32:32 | 【読書メモ】2012年
<読書メモ 2012年10月②>
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。
相変わらずのゆるいペースで
<金田一耕助>シリーズを読んでいます。


『病院坂の首縊りの家』横溝正史
風鈴モチーフに生首をぶらさげる、の動機が
説得力ないように思うのだけれど…いいのかな。
相変わらず殺人防御率が低くてお見事です。

(めちゃくちゃ長いです。
 と言っても400ページくらい、
 つまり0.4キョーゴクですね。
 1キョーゴクは1000ページです、ちなみに。

 第一部が昭和28年が舞台の「生首風鈴事件」
 第二部は20年後(!)の昭和48年、
 新たな連続殺人事件が起き、
 金田一耕助による20年越しの解決編。

 金田一耕助最後の事件でもあります。

 どうでも良いですが、金田一シリーズの
 “タイトルだけ選手権”があったら、
 私はこれが一番好きです。
 語呂がいいよね!)


『首』横溝正史
短編集。映画監督の首が岩の上に置かれているはなし。

(読書の備忘録として、上記はどうなんだ。
 我ながら、このメモを読んでも何も思い出せない…。

 ちゃんと書くと、
 生首だの、首なしだの、腐乱死体だの、
 猟奇系のネタが詰まった4つの短編集です。
 ザ・昭和の探偵小説!って感じの
 ちょっとおどろおどろしいモチーフてんこもり!

 タイトルは
 『生ける死仮面』『花園の悪魔』『蠟美人』『首』
 それぞれのトリックもちゃんとしていて、
 シリーズ内では評価高めの短編集ではないでしょうか)

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