鮎川俊介の「幕末・明治の日本を歩く」

渡辺崋山や中江兆民を中心に、幕末・明治の日本を旅行記や古写真、研究書などをもとにして歩き、その取材旅行の報告を行います。

2008.1月「箱根湯本~元箱根」取材旅行 その1

2008-01-28 06:50:10 | Weblog
先々週の12日(3連休の初日)は天気が悪く、先週の19日は風邪っけが残るため大事をとって休養。ということで26日に天気良好を確かめ恒例の取材旅行に出かけました。箱根は先日の積雪が残っていることが考えられたので、「WILD1」で靴に装着できる簡易すべり止め(ゴム製で足の裏に金具の部分が来るようになっているもの・千円弱)や足の裏が温まるという靴の中敷(3枚入り)を購入。途中コンビニもなさそうなので飲み物や簡易食品もスーパーで購入しました。靴はウォーキングシューズではなく山行き用の登山靴を用意。頭に被る毛糸の帽子、手袋2枚(そのうち1枚は完全防水型)、襟巻き1枚を用意しました。防寒用のフリース1枚(非常用)もリュックの底に入れました。要するに冬の低山ハイクの装備となりました。今回の取材旅行の前に読んだ本は、中村彰彦さんの『脱藩大名の戊辰戦争─上総請西藩主・林忠崇の生涯』(中公新書)。明治元年(1868年)に箱根峠を舞台に行われた「戊辰(ぼしん)箱根戦争」および「戊辰戦争」を、上総請西(かずさじょうさい)藩の最後の若き藩主林忠崇(ただたか)の動きを通して描いた作品。「板橋の地蔵尊」の境内にあった「明治維新官軍慰霊碑」で触発された「戊辰箱根戦争」への関心から、その本の記述により事件の詳細を知ることができました。この戦争および林忠崇の生涯の数々の印象的な場面を頭に入れながら、箱根湯本から元箱根までの旧東海道を歩いてみました。 . . . 本文を読む