素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

ブログタイトルについて(2)

2009年06月25日 | 日記
 「旅」という言葉を強く印象づけられたのは、森本哲郎氏の本との出会いである。30年以上前になると思う。「人間へのはるかな旅」が最初であった。その後「生きがいへの旅」「ことばへの旅」「ゆたかさへの旅」「サハラ幻想行」などを読み耽った。彼の著作を通じて”思索する”楽しさを学んだ。
 見知らぬ土地を訪れるという旅も楽しいが、時空を自由に行き来する思索の旅もこれから楽しみたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログタイトルについて(1)

2009年06月25日 | 日記
 「素浪人」=「失職して仕える主人のない武士を卑しめていう語。紛れもない浪人。無一物の浪人」(明鏡国語辞典)幼稚園に入園してから54年間、平日の朝に目覚めた時、行くべき所は必ずあった。この4月から、それらがまったく無くなった。劇作家であり歌人でもあった 寺山修司が「職業は?」と警察に問われ、「寺山修司をやっております」と答えた。という話を聞いた時、ストンと心に落ちる音がした。余計なものをすべてそぎ落とし、個人として、もう一度歩き始める。彼のように「私は私自身の記録である」と言えるようなものにしたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする