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塗装ふくらみの原因追及・・・

2016-09-25 | リフォーム
膨らみ状態を撮影した写真がないので、
ポンチ絵で説明しよう。

    
    化粧枠の断面イメージ

左側が屋外・・・右側が室内になる。
室内側から、積層合板。
厚手のベニヤを下地にして、外壁のモルタルが塗ってある。
化粧枠は、モルタルの上に釘止め。
モルタルにはアクリルリシンを吹き付け、
化粧枠には、塗装が施されていた。
化粧枠とモルタルの接点には、隙間が目立たないようにシール処理。

普通のリフォームでは、次図のようなイメージで、施工していると思う。
    
    一般的塗装改修

モルタル部分には樹脂塗装。
化粧枠部分は、劣化したシールと石綿版の上から樹脂塗装。
経年変化で、シール部分の塗膜が切れ、雨水が石綿版に浸透し、
昼間の太陽光で蒸散した蒸気が、内部から塗膜を押し上げる。
これによって、外見上塗装の膨らみが見られるようになる。

今回のリフォームでは、この点に配慮し下図の施工法で工事をした。
    
    三角シールで・・・

高圧水洗浄が終了した段階で、既存シールの上に三角シールを施した。
本来は、既設のシールを撤去した上で、シールを打ち直すのが筋だが、
ちょっと手抜きされた感はある。
これでも雨水の侵入防止には、効果があるだろう。
この上から樹脂塗装を施工することで、
蒸散のもとになる水分の侵入を防げる。

5年たたないと成果は確認できないが・・・