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葡萄棚のステンレスワイヤーを上手く張るには・・・

2014-01-26 | 家造り
今回、葡萄棚を計画した位置が悪い。
ボリュームを出すため、奥行きを1.6mとした。
一部が、建物の階段室に、食い込む形になった。
ワイヤーの一部を、建物の外壁に取り付けなければならない。

           
           20140126

左半分を見てほしい。
コンクリートブロックの上に、門型のステンレスフレームを取り付ける。
5mm厚・・幅5cmのステンレス鋼を、折り曲げ加工する。
ワイヤーがずれない様に、丸い切り込みを入れてここに通す。(左最上部参照)
門方フレームを通ったワイヤーは真下に下ろし、10mm径のステンレス棒鋼に括り付ける。
この棒鋼を、どのように固定するか。ここがポイント!

スプリングを介して、コンクリートブロックに取り付けよう。(左最下部参照)
なぜなら・・・反対側の端部を、建物に取り付けなければならないから。

ステンレスワイヤーは、力が加わっても伸びない。
地震時に建物が揺れると、建物への取り付け部分が破損する。
引張力を上手く逃がすには、ばねを伸縮させればよい。
反面、建物への取り付けは堅固に。中途半端な取り付けだと、漏水の危険がある。

右側中段に、外壁への取り付け方を記載。
柱の上に、構造用合板を張る。
その上に防水紙。
この段階で、柱まで届くボルトを打ち込む。
穴の開いた防水紙の周辺には、水を通さないように、しっかりシーリングを打つ。
外壁材の貫通部分には、再度シーリング材を塗りつけた上、ステンレス製の化粧キャップをかぶせる。

これだけやれば・・・堅固に、そして・・・綺麗に収まるだろう。