甲子園(?)最強のおもしろ校歌はこれだ! かゆみにムヒ 池田模範堂高校

2016年04月28日 | 音楽

 高校野球を見ていると、試合終了後の校歌斉唱で、時折おもしろい歌詞が流れてくることがある。

 昨今では、


 「やればできるは魔法の合い言葉」

 「Be together!」



 といったポップなものが話題となったらしいが、私の世代だと、これにつきて「池田模範堂高校 校歌」。

 

 ムッヒ~がおかにィ~、かゆみをとめてェ~池田、池田、模範堂ォ~♪



 昭和後期生まれは、たぶん、みんな歌えるはず。

 テレビで見たときのインパクトは、なかなかにすごかった。小学生ながら、思わずテレビに「天才あらわるか?」とか身を乗り出してしまったものです。

 まあ、今のヤングはこれだけ聴いてもなんのこっちゃろうが、要はパロディで、ムヒを作っている株式会社池田模範堂と、当時高校野球界でブイブイ言わしまくっていた、徳島の池田高校とをかけているわけです。

 後に巨人で活躍する水野雄仁投手を中心に、1982年夏の甲子園と、翌年春のセンバツを連覇

 「やまびこ打線」「阿波の金太郎

 なんて、今なら間違いなく、流行語大賞にノミネートされていたであろう。

 私も野球好きの友人に連れられて、池田高校の試合を甲子園で見た記憶があるけど、超満員で、試合終了後に外に出るのが大変だったのをおぼえている。なんせ、暑かったし。

 そんな池田高校とのコラボ(?)と楽曲のセンス、さらには「池田模範堂」という語感のおもしろさなども手伝って、このCМは一気にメジャーに。

 草野球のあとは、みんなでこれを熱唱したものだ。あとファミスタで勝ったときとか。いやあ、アガるっスわ(実際のCМは→こちらとか、こちらとか)。

 このころの少年が大人になって、昔の高校野球シーンを振り返るとき思い浮かぶ言葉は、

 

 「大ちゃんフィーバー」

 「KKコンビ」

 

 など様々であろうが、私のようなボンクラはもう断然、

 「かゆみにムヒ

 ということになるのである。

 マジでもういっそ、池田高校の校歌は、これにしてもよかったんじゃない?

 

  
 (南波高校編に続く→こちら

 

 

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