海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

昼も夜もPCR検査

2022-06-11 | 写真日記

日本人村の太陽広場   飲食関係は正常営業している店の方が少ない

 

夜のPCR検査場は長蛇の列

 

夜8時過ぎ

 

昼過ぎの淮海路

 

これはテイクアウトの列

 

ちょっと用事があり、市内中心部の淮海路まで行ってみた。犬も歩けばPCR検査場に当たるほど、検査場が目につく今の上海。ほぼ、2日に一度はPCR検査を受けないと生活に支障をきたす。健康QRコードに24時間以内と表示される場合、検査を実施した時刻からカウントされるので、検査時刻を読み間違えると外出不可となる。なので、自分の行動予定を考慮してPCR検査を受けないとドツボに落ちるのだ。一番確実なのは、夜にPCR検査を受けるとほぼ日中は行動に問題ないので、夜のPCR検査は混む。

久しぶりに友人に会いロックダウン中の話を聞くと、長期ロックダウンになると思わなかったようで、食料の備蓄がなくインスタントラーメン1つを3人で分けて食べていた時期があったそうだ。そして、自宅の冷凍庫の奥から2年前の冷凍餃子を発掘した時は、飛び上がるほど嬉しかったと言っていた。そんな話を聞いていると、私なんて元アシスタントのおかげで相当恵まれた食生活を送っていた事になる。

中国人に聞くと、今回の長期ロックダウンに関して、世代によって受け取り方が相当違うようで、老人達は比較的耐えて従っているという話を聞いたが、実はこの件は私も薄々気づいていた。つまり過去の厳しい政策に、今の老人達は比較的慣れているという事ね。まぁ、この件は複数の裏取りが必要なので書かないが、今回の件に関しては間違いなく世代ギャップが相当あると思ってよい。

☆本日は一斉PCR検査で、11日0時から私の住む小区はまた封鎖。何だか長期ロックダウン前に戻りそう。近所の小さなスーパーに行くと品薄商品が相当目につく。

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金山でビザ更新手続と海鮮料理

2022-06-10 | 写真日記

金山方面の高速道路は相当空いていた

 

金山海水浴場近くの駐車場

 

駐車場近くで

 

レストラン入口には干物が

 

海鮮レストランの2階から海を

 

食事の前に食器を熱湯消毒(広東省では昔から当たり前の儀式)

 

鮑料理はニンニクたっぷり

 

昨日は、元アシスタントのジープで上海郊外の金山にあるビザセンターまで行き、ビザ更新手続きを無事完了した。ビザセンターは、上海市内にいくつかあるが、ロックダウンの影響で激混み状態で、一番早く更新出来る場所が金山だった。これも、事前ネット予約が必要で、手続きは昨年と変わっているので注意。そして、通常よりパスポートが手元まで届く時間も長い。この金山のビザセンターは初めてだったが、他の場所より親切丁寧でちょっとびっくり。感染対策は相当厳格で、午前と午後の間に館内の消毒作業があり業務はその間中止に。そして写真撮影の部屋は、一人撮影が終わると消毒係が来て、私が座った椅子や触れた部分を消毒。なんだか自分がバイ菌人間になったような気分になったが、逆に安心できる。

金山のビザセンターには一時間半前に到着したので、海辺まで行き海鮮料理屋で海の幸を。2ヶ月ロックダウン後の最初の外食の一口目は鮑料理。そして、太刀魚と蛸と野菜料理の4品を食ったが、どの料理もとろけるほど美味い。金山のこの付近は、一部の海を閉鎖して浄化した人口の海水浴場があり、夏はゲロ混みになると聞いている。

上海はロックダウン解除になったが、一部の地域で感染者が出てきているようで、振り出しに戻った小区(住宅の単位)が増えてきているようだ。その感染元の中に、コロナ関係のボランティアや美容院のスタッフが多いという情報も。その影響か、一部の地域では冷凍庫や食料を再び買い溜めする人で、スーパーは再び混んでいるとチャットに連絡があった。今は、街を歩けばPCR検査場に当たるくらい何処でも検査出来る。もう一度、上海全域で、期日指定の上海市民全員PCR検査を実施するだろうという噂もある。何事も突然通達が来るので、先が読めないのが中国。

私は、一応ビザ更新は出来たが、日本便の飛行機の座席に座るまでは油断できないけど、どうにでもなれという気持ちの方が高い。

 

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PCR検査のサンプル採取方法

2022-06-09 | 写真日記

一つの試薬で10人まとめてPCR検査

 

上海がロックダウンしていた約2ヶ月間のPCR検査は、個人がひとつの検査キット試薬で検査される場合もあるが、10人まとめて一つの検査試薬に入れられて検査する場合の2種類があった。ロックダウン中の上海でのPCR検査のほとんどは後者のごった煮検査が主になっていて、今もそれは同じ。この10人の中に一人でも陽性者がいると、10人は翌日に再検査となり健康QRコードが黄色になり外出は不可。実は数日前に日本人一人が、このごった煮に大当たりして、本人がどうすれば良いのかわからず、私の友人の上海人経由で対処方法を教えてくれと電話があった。とりあえず電話番号とパスポート番号と氏名、そして同居人の有無を自分の住んでいる居民委員に伝えろとだけ告げたが、その後どうなったかわからない。

この、とばっちり陽性で行動制限を受けた人が結構いるらしく、再検査結果が出るまで肝を冷やした人も多いと聞いている。また、一度陽性と判断されて隔離施設に入れられたが、施設内での検査を何度実施しても陰性だった人もいるようなので、このPCR自体が完全ではないという事がよくわかる。

2ヶ月のロックダウン中のPCR検査は、当然サンプル採取は医療関係者。サンプル採取する人によって綿棒を強く押し付ける人もいれば、軽く口の中を拭うだけで終わる人など様々だった。私は昨年東京で4回PCR検査を受けたが、東京都が実施した無料検査の場合は綿棒を口に含む唾液採取で、飛行機搭乗前検査では鼻腔内サンプル採取。上海到着後の浦東空港内検査とホテル隔離は鼻腔で、それ以外はほとんど口腔がメインだった。一時期北京の空港で実施したケツの穴サンプル採取が一番正確だそうだが、今は流石にそれはない。

東京都が新宿で無料で実施したPCR検査の時の取説を読むと、検査前30分は飲食を避けろと書かれていたが、上海ではそんな注意書も説明も受けてないので、検査を受ける時間帯によっては誤差が相当出るはず。また、日本で言われていた緑茶や紅茶がウイルスを不活性化するという話も聞いていたし、口腔うがい薬を使えば、当然誤差の数値は相当上がると思う。

☆本日ビザ更新で金山へ。

 

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防護服部隊に同情せざるをえない

2022-06-08 | 写真日記

チャット上に出回っている動画をキャプチャー 動画を観ると腰を押え足はヨタヨタ状態

 

集合住宅敷地内で まだ暑くない4月の画像

 

すでに上海はロックダウンが解除され通常の生活に戻れている人達も多いが、医療関係者やボランティアの人達の一部は、まだ戦いが続いている。最近の上海は、湿度も高く昼の気温はすでに夏に近い。その中で、防護服を着用しマスクとフェイスシールドを身につけて活動を続けている人達を見ると、相当同情せざるをえない。これは、目以外を不織布のマスクで覆っているようなもので、すでに今の季節はサウナの中にいるような状態だろう。私の住む団地内で防護服を脱いでいる関係者を見たが、もうそれは見ていられないほど汗びっしょり状態。そして、私達が隔離ホテルで出されたような弁当を食べている姿を見ると、本当に頭が下がる。

トップの画像は、チャット上に出回っている動画をキャプチャーしたものだが、息を切らしながら集合住宅の階段を上がっている女性は本当に辛そうで観ていられない。おそらくエレベーター内で住民と蜜になるのを避ける為か、エレベーターがない住宅内の階段での動画だろう。彼女が持っている物は、大量のPCR検査キットとアルコール消毒液、そして黄色い袋は使用済み検査キットを入れるバイオハザード専用ゴミ袋だ。もうすぐ湿度と気温が高い梅雨の時期に入るので、彼ら防護服部隊は熱中症や脱水症状で倒れる人が続出する日が必ず来る。いや、ニュースにならないが、すでに出ているかも知れない。

このデュポン製タイベック防護服は、0.5ミクロン以上の微粒子を遮断できる素材と記されていた。詳しくは→コレ。この防護服で戦っている人達に政府から手当が出るのかどうか知らないが、医療関係者も含め特別手当くらいは出した方がイイね。私は防護服を着た人と目が合うと、アイコンタクトし軽く頭を下げる事にしている。

☆昨日は、70日ぶりに仕事関係の友人に会った。場所は私の自宅から近い場所で、打ち合わせ場所は路上のベンチだ。彼の事務所は大家が国営なので、事務所家賃は半年免除だそうで、ロックダウン中のスタッフの給料は基本給のみだと言っていた。私が以前所属した事務所も大家が国営だったので、2020年のコロナ騒動で家賃免除の恩恵を受けた。その例があるので、昨年の夏に立ち退きで新しいオフィスを探す時の条件の筆頭は、大家が国営である事が第一条件だったと言っていたのを思い出す。

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上海ロックダウン後のPCR検査

2022-06-06 | 写真日記

私の住む棟のグループチャットに送られてきた近所のPCR検査場

 

公共のPCR検査場に並ぶ人達 等間隔を保つ人達を見ると京都の鴨川を思い出す

 

川沿いの遊歩道脇が入口

 

地下鉄駅近くの哈密緑地が臨時PCR検査場

 

PCR検査場近くの隔離ホテル

 

現在私が住む集合住宅内でのPCR検査は、2日続けて敷地内で実施し3日目は公共の検査場で検査を、この繰り返しだ。前日の夜に私の住む棟のリーダー(60歳代のおばあちゃん)から、グループチャットに検査の場所や時間が送られてくる。上海ロックダウン解除後は、二日に一度はPCR検査を受けなければらないので、初めて公共の検査場でPCR検査を受けた。公共のPCR検査場は地下鉄駅近くに必ずあるようで、私がこの日に検査を受けたのも地下鉄駅から近い遊歩道沿いの緑地の中。人と人の間隔を空けて、雨にも関わらず並んでいるのは、スマホのQRコード上に72時間以内の陰性証明が無いと公共交通機関も使えず施設にも入れないからだ。つまり、買物にも行けないという事。PCRの検査結果はスマホに届くのだが、検査が判明してからの陰性証明はタイムラグがあるので、2日に一度は守った方が良い。それと、ワクチンの予約も棟のリーダーにチャット予約が出来て、予約後に日時が指定される。

中国は日本と比べるとデジタル社会が浸透しているので、スマホ一台でほとんどの事が出来ると思って良い。私の自宅には光ケーブルWi-Fiが来ているが、中国移動の携帯(5G通信で10Gまで)+自宅のwifeセット料金で、109元(約2100円)と格安だ。その他、予備のsim料金とVPN料金は別途かかるが、通信費の月額は日本より相当安い。

PCR検査場の前に隔離ホテルがあったが、これは海外からの入境者の隔離施設のようだ。これを見ると昨年の9月を思い出す。

 

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