海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

防護服部隊に同情せざるをえない

2022-06-08 | 写真日記

チャット上に出回っている動画をキャプチャー 動画を観ると腰を押え足はヨタヨタ状態

 

集合住宅敷地内で まだ暑くない4月の画像

 

すでに上海はロックダウンが解除され通常の生活に戻れている人達も多いが、医療関係者やボランティアの人達の一部は、まだ戦いが続いている。最近の上海は、湿度も高く昼の気温はすでに夏に近い。その中で、防護服を着用しマスクとフェイスシールドを身につけて活動を続けている人達を見ると、相当同情せざるをえない。これは、目以外を不織布のマスクで覆っているようなもので、すでに今の季節はサウナの中にいるような状態だろう。私の住む団地内で防護服を脱いでいる関係者を見たが、もうそれは見ていられないほど汗びっしょり状態。そして、私達が隔離ホテルで出されたような弁当を食べている姿を見ると、本当に頭が下がる。

トップの画像は、チャット上に出回っている動画をキャプチャーしたものだが、息を切らしながら集合住宅の階段を上がっている女性は本当に辛そうで観ていられない。おそらくエレベーター内で住民と蜜になるのを避ける為か、エレベーターがない住宅内の階段での動画だろう。彼女が持っている物は、大量のPCR検査キットとアルコール消毒液、そして黄色い袋は使用済み検査キットを入れるバイオハザード専用ゴミ袋だ。もうすぐ湿度と気温が高い梅雨の時期に入るので、彼ら防護服部隊は熱中症や脱水症状で倒れる人が続出する日が必ず来る。いや、ニュースにならないが、すでに出ているかも知れない。

このデュポン製タイベック防護服は、0.5ミクロン以上の微粒子を遮断できる素材と記されていた。詳しくは→コレ。この防護服で戦っている人達に政府から手当が出るのかどうか知らないが、医療関係者も含め特別手当くらいは出した方がイイね。私は防護服を着た人と目が合うと、アイコンタクトし軽く頭を下げる事にしている。

☆昨日は、70日ぶりに仕事関係の友人に会った。場所は私の自宅から近い場所で、打ち合わせ場所は路上のベンチだ。彼の事務所は大家が国営なので、事務所家賃は半年免除だそうで、ロックダウン中のスタッフの給料は基本給のみだと言っていた。私が以前所属した事務所も大家が国営だったので、2020年のコロナ騒動で家賃免除の恩恵を受けた。その例があるので、昨年の夏に立ち退きで新しいオフィスを探す時の条件の筆頭は、大家が国営である事が第一条件だったと言っていたのを思い出す。

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