海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

PCR検査のサンプル採取方法

2022-06-09 | 写真日記

一つの試薬で10人まとめてPCR検査

 

上海がロックダウンしていた約2ヶ月間のPCR検査は、個人がひとつの検査キット試薬で検査される場合もあるが、10人まとめて一つの検査試薬に入れられて検査する場合の2種類があった。ロックダウン中の上海でのPCR検査のほとんどは後者のごった煮検査が主になっていて、今もそれは同じ。この10人の中に一人でも陽性者がいると、10人は翌日に再検査となり健康QRコードが黄色になり外出は不可。実は数日前に日本人一人が、このごった煮に大当たりして、本人がどうすれば良いのかわからず、私の友人の上海人経由で対処方法を教えてくれと電話があった。とりあえず電話番号とパスポート番号と氏名、そして同居人の有無を自分の住んでいる居民委員に伝えろとだけ告げたが、その後どうなったかわからない。

この、とばっちり陽性で行動制限を受けた人が結構いるらしく、再検査結果が出るまで肝を冷やした人も多いと聞いている。また、一度陽性と判断されて隔離施設に入れられたが、施設内での検査を何度実施しても陰性だった人もいるようなので、このPCR自体が完全ではないという事がよくわかる。

2ヶ月のロックダウン中のPCR検査は、当然サンプル採取は医療関係者。サンプル採取する人によって綿棒を強く押し付ける人もいれば、軽く口の中を拭うだけで終わる人など様々だった。私は昨年東京で4回PCR検査を受けたが、東京都が実施した無料検査の場合は綿棒を口に含む唾液採取で、飛行機搭乗前検査では鼻腔内サンプル採取。上海到着後の浦東空港内検査とホテル隔離は鼻腔で、それ以外はほとんど口腔がメインだった。一時期北京の空港で実施したケツの穴サンプル採取が一番正確だそうだが、今は流石にそれはない。

東京都が新宿で無料で実施したPCR検査の時の取説を読むと、検査前30分は飲食を避けろと書かれていたが、上海ではそんな注意書も説明も受けてないので、検査を受ける時間帯によっては誤差が相当出るはず。また、日本で言われていた緑茶や紅茶がウイルスを不活性化するという話も聞いていたし、口腔うがい薬を使えば、当然誤差の数値は相当上がると思う。

☆本日ビザ更新で金山へ。

 


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