海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

Summarit 50mm f1.5とX-T1

2022-04-26 | 遠い記憶-日本-オールドレンズ

Summarit 50mm f1.5+X-T1

 

ロックダウン中なので、過去の画像から

箱根彫刻の森美術館には毎年行っていた時期があった。この日は小雨の曇り空だったので、私にとっては最高の天気。すっきり晴れた青空は気分的に気持ち良いが、私の撮る写真には向かない天気なのだ。特にこの時に使ったレンズはSummarit 50mm f1.5だったので、晴天の日が苦手なこのレンズには最適な日。この古いSummarit 50mm f1.5は、曇天の日や薄暗い場所での撮影に向いているレンズで、輝度差の高い被写体はアンダー露出でRAW現像時にハイライト部分の飛びを抑えて現像している。このレンズが手放せないのは、すでに今の50mmデジタル用レンズでは表現出来ない描写をしてくれるので代用レンズがほとんどないからだ。

今はGFX50で使っているが、当然GFXの44x33センサーをカバーしない。ただ、私の場合は1x1と65x24フォーマットがメインなので、十分戦闘力のあるレンズだ。昔は安く手に入ったこのレンズだが、最近ライカM系のレンズが異常に高騰しているのと、このレンズはキズやクモリが発生している個体が多いのでOH前提で買うべきだ。

 

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