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海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

GFX50SII+Nokton Classic 40mm f1.4

2024-03-06 | GFX+オールドレンズ

GFX50SII+Nokton Classic 40mm f1.4 開放撮影

 

GFX50SII+Nokton Classic 40mm f1.4 開放撮影

 

昨年の画像から

GFXとNokton Classic 40mm f1.4は主に夜使う事が多いが、f1.4の明るさを必要としている訳ではなく、このレンズの開放からf2くらいまでの描写が私が見る夜の雰囲気に近いからだ。このレンズはGFXの44x33センサーをカバーしないが、私のGFX使いは1x1と65x24がメインなので問題ない。40mmでこの描写をするレンズは他にないので貴重なレンズとも言える。このレンズをパノラマサイズの65x24mmで使うと、左右の描写は24x36センサーの四隅の描写になるので絞りを開けると画像が崩れるが、その崩れ方がボケに近いのが良いのだ。このNokton Classic 40mm f1.4は、2007年に発売され今も現行品というロングセラーレンズ。このレンズ、絞って良し開放付近は今のデジタル用レンズには無い描写が受けているのだろうな。

☆日本ではインバウンドメニューがあり価格が異常に高い店もあるようだ。まぁ、日本は海外から見ると物価が異常に安いのと、世界各国に日本料理がまだ浸透してない事もあり、せっかく日本に来たのだから本場のという思いもあり値段が高くても食おうぜという事だろう。ただね、過去の記憶をたどり私から言わせれば、世界中何処へ行っても地元の人が多く行く普通の小さな店が一番美味しかった記憶がある。外国人が日本料理を絶賛しているニュースばかり流れてくるが、それは料理の種類の多さと同じ料理でも味のバリエーションが多いのが一因だろうな。また、日本は外から入って来た物をアレンジするのが上手いからね。誰がいつ決めたか知らないが世界三大料理というのがあり、それはフランス料理・中国料理・トルコ料理だそうだ。

☆日本の中華料理と中国の中国料理は別物と思った方が良い。中国は広いからね。上海植物園近くに「碳水一条街」というのがあり、100mほどの路地に昔ながらの上海庶民の味が楽しめる小さな店が並んでいるそうだ。ここは観光地ではなく、すぐ横が嘉陵菜市場なので地元の人達や仕入れに来た人しか利用しない店だろう。世界中何処も同じだが、市場の近くには良心的な良い店が並んでいる。今の築地場外付近は異常過ぎると思うよ。 上海の碳水一条街→嘉陵路x百色路

☆コロナ前に住んでいた付近に激安の食料品店があったが、これは賞味期限間近の商品を売っている店で私もよく利用した。そんな店が激増中で、名前は「HOT MAX」だ。似たような店では、3元ショップ(約60円)もある。日本のDISOは10元ショップなので、日本円で換算すると200円ショップと日本より高い。今の上海はデフレ化が進んでいるようで、激安ショップが今後も増えそう。

 

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もう一度行ってみたい下北

2024-02-21 | GFX+オールドレンズ

 

 

 

 

流しのおっちゃん

 

コロナ前までは、上海から地方空港へ降りて日本を旅をしていた時期があった。ここは青森県下北の田名部の呑み屋街。真夏に行ったのだが、とんでもなく気温が低く夜にこの焼肉屋に行くと石油ストーブがありその周りには猫が。この店は予約がないと入れないのだが、運よくこの日は予約がないという事で貸切状態に。聞くと、この付近は夏でも30度を超える事はないそうだ。という事で、夏の避暑は青森に限ると結論付けた。

この旅は、恐山へ行くのが一番の目的だったので下北に宿を取ったが、他に目的がないと行きづらい地域。八戸から青い森鉄道と大湊線を乗り継ぎ1時間45分ほどで行けるのだが、その電車の窓から見える風景だけを見ていて私は飽きない。八戸からこの電車で途中下車を繰り返し、付近の風景を撮りながら旅すると面白いだろうなと思っているが実現せず。

地方には、一般に知られてない祭りがたくさんある。大阪のだんじり祭りは岸和田が一番有名だが、地域によって雰囲気は全く違う。全国で有名になり過ぎた祭りに飽き飽きしているので、地方の小さな祭りの方が発見は多い。

☆この旅は、GFX+Pancar 50mm f1.8& Flektogon 35mm f2.8のみで。  

 

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Meyer Oreston 50mm f1.8とGFX50SII

2024-02-19 | GFX+オールドレンズ

 

処分出来ないレンズの一本はMeyer Oreston 50mm f1.8  撮影はCanon EF50mm f1.4+Canonクローズアップレンズ500D 開放で撮影

 

 

モノクロに変換

 

過去様々なフィルム時代のレンズをデジタルカメラでテストし所有してきたが、昨年から少しずつ処分して年内に完了する予定。その中で旧東ドイツ時代のレンズが今も2本残っているが、その一本がMeyerのOreston 50mm f1.8だ。これは一万円ほどで今も買えるが、7年ほど前に完全オーバーホールし今も使っていて手元に置いておきたい一本だ。このレンズは、GFXの44x33センサーでもケラレが発生せず、最短撮影距離が33cmと短いのも魅力の一つ。私が好きなブランドのレンズは、やはりライカのフィルム時代の古いレンズで、国産では旧ミノルタ時代のRokkorとPentax、AFレンズはCanonのEFレンズ。そして現行品ではコシナのVoigtländerだ。

☆一番下の画像は、GFX+FringerAFアダプター経由でCanon EF 50mm f1.4+キヤノンクローズアップレンズ500D 開放で撮影 EF50mm f1.4は前世紀の発売当初に買ったが、CanonからFujiにカメラを変えて全て処分した。ただ、コロナ前くらいから自分の目の衰えで、人を撮る場合はAFが使えないと無理という事で、買い直したレンズ。このフィルム時代に設計されたEFレンズの描写は、人を撮るには最適だと今も思っている。他にEF40mm f2.8とEF85mm f1.8とEF100mm f2があれば人物撮影はこれだけで十分。Fringer EF-GFXをGFX50SIIで使用時、人を撮る時のAFは顔認識や瞳認識を使っているが、ほぼ問題ないレベル。古いレンズは高画素デジカメで解像しないと思い込んでいるプロカメラマンもいるが、確かにそんなレンズもあったり逆もありで、私はほとんどのレンズが使えると思うけどね。

 

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クローズアップレンズを気楽に使う

2024-01-31 | GFX+オールドレンズ

キヤノンのクローズアップレンズ500D

 

EF50mm f1.4の最短撮影距離

 

EF50mm f1.4+500Dの最短撮影距離

 

シャープさは問題なし f4で

 

機材整理中に、キヤノンのクローズアップレンズ500Dを発掘。EF50mm f1.4の最短撮影距離は45cmだが、この500Dを使うとさらに寄れる。これは気軽に持ち歩けるのでとても便利。仕事では通常マクロレンズを使うが、普段はこれで十分。ただ、撮影距離によってGFXの44x33ではケラレが発生する事もあるが、私の場合は1x1で使うので問題ない。

このクローズアップレンズは前世紀に買った物だが、確か最後に使ったのは雑誌のベトナム取材時。雑誌の海外取材の場合は、機材をいかに減らすかがテーマの一つでもあり重宝した記憶がある。

☆1995年頃はEOS-1Nを使っていた時代で、頻繁に東南アジアを行ったり来たりしていた頃。これは湿度との戦いでもあり、ベトナムで突然バッテリーエラーが出て使用不能に。当然予備機のEOS-1とライカM6を持ち込んだので仕事には支障なし。帰国後にキヤノンのプロサービスに持ち込むと、湿度と内外の温度差が原因で内部結露。という事で、モータードライブ内部をシリコンでシールドしてもらった経緯がある。デジカメは電気製品なので、注意した方が良いね。

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昨年の暮れに見つけた死

2024-01-27 | GFX+オールドレンズ

アゲハ蝶が

 

椿の花が

 

昨年の暮れにElmar65mm f3.5(ビゾ専用)を持ち出したくなり、これ一本+GFX50SIIの組み合わせで打ち合わせに。そんな時に出会うのが、近距離の世界。犬蔵のスタジオの手前で見つけたアゲハ蝶だが、当然死んでいる。ちょっと手で触れても落ちないほど、しっかりと枯れた草にしがみついていた。おそらく随分と前からこの状態だったのだろうが、雨にも風にも耐えて枯れ草にしがみ付いていたのだろうと思う。

私の周りにも、病気療養中や亡くなってしまった人も多い。最近ネットのニュースでも訃報を見るが、私より若い人も多い。昨年は自分の年齢計算が間違っていて68歳と人に言っていたが、病院で間違いを指摘され今年が68歳になると昨年の暮れに発覚。そのくらい自分の年齢を気にしてないのだが、他人に撮ってもらった自分の写真を見ると、もう老人だなと思ってしまう。鏡で見る自分と写真に写っている自分とでは見え方が違うのは、写真は客観的に自分を見る事が出来るからだ。

☆数日前にNHKの番組「先人たちの底力 知恵泉」で、"大黒屋光太夫生き残るための知恵"を観た。ゲストは、冒険家の角幡唯介と写真家ヨシダナギの二人。この番組の内容と二人のゲストの事を、ここで話すのは長くなるので書かないが、日本以外で活動している二人の話は凄く共感できる。一言でいうと、現地では自分の考え方をストレートにオープンして相手と議論する事と、現地スタイルを尊重する事。海外でこれが出来ない人は、まず失敗する。海外へ出て、遠慮すると相手に何も伝わらないし、誤解や曲解が待ち受けている。何事も、答えは一つだけでは無いのだ。海外に興味がある人は、見逃し配信で観る事をお勧めする。

江戸時代に初めてロシアに漂着した日本人 大黒屋光太夫Wiki→コレ

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