Nikon FE2とNikkor50mm f1.4 公式サイトから
Sony α7R+多分Elmarit28mm f2.8(マウントアダプターはTTArtisan) 公式サイトから
SONY α7Rと100-400zoom? 公式サイトから
映画「シビル・ウォー」は、報道カメラマンが主人公。私が過去に観たジャーナリストが主人公の映画は、「キリングフィールド」と「サルバドル」だ。この二つの映画は、何度も観た私の好きな映画で、自分だったらこの現場でどうするかを常に考えさせられた映画だった。
この「シビル・ウォー」に出てくるベテラン女性カメラマンのリー・スミスは、過去実在した女性戦場カメラマンのリー・ミラーにちなんでいるそうだ。彼女はNYでファッションモデルの後に、パリでマン・レイに弟子入りして、マン・レイの作品モデルにもなっていたのは今回初めて知った。
映画の中で、リーが使っていたカメラはSONYα7Rに、マウントアダプター経由でElmarit 28mm f2.8(おそらく)。駆け出しの女性カメラマンのジェシーが使っていたカメラは、フィルムカメラのNikon FE2で、レンズはおそらくNikkor 50mm f1.4に見えた。そして、映画の撮影で使われていたカメラが、DJIの4Kカメラというのも時代の流れを感じる。ただ、ジェシーが日中にフィルム現像をやっていたが、現像タンクの攪拌も含め、ちょっと雑過ぎると思った人は、フィルム時代を知っている人だけだろうね。
ネタバレになるのでこれ以上書かないが、カメラのファインダーの中に集中し過ぎると、その外の状況が見えなくなり恐怖が半減し、運が悪いと死が待っているという良い例。ベテランカメラマンのリーは、左目でファインダーを見ているが、駆け出しのカメラマンのジェシーは右目でカメラのファインダーを見ている。これは、右目でファインダーを見るのが正しく、左目は周囲を確認する役目がある。そういう意味でも、M型ライカはとても理に適っているカメラかもね。
そして、この映画に出てくる男性ジャーナリスト二人。長年その道で生き抜いてきた人には、その現場の様々な経験が蓄積されていて、独特の感や嗅覚が働く事も知っておいた方がイイね。分かりやすく実社会では、何処で誰から物事を学ぶかで、その後の生き方は大きく変わる。そして一番大事な事は、世の中は常に変化していて、過去のそれらを常に更新しなければならない。つまり、川は常に流れていないと澱むという事ね。
今も続いているイスラエルとガザの戦闘では、この1年間で少なくても128人のジャーナリストが命を落としているのは、過去例がないほど異常過ぎる現実も知っておいた方が良い。
この「シビル・ウォー」は、お勧め映画だよ。公式サイト→コレ