菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

日大アメフト部事件の憂鬱

2018年05月27日 19時02分47秒 | 日々の雑感
 この2週間、日大アメフト部の「無茶なタックル」問題が、メディアの関心を集めている。私は、このニュースを聞くたびに、憂鬱な気持ちになる。なぜだろうか、考えても考えても、まとまった説明ができないので、ブログにも書く気がしなかった。
 今日のしんぶん赤旗は、潮流欄(朝日新聞でいえば天声人語)で、「日本社会の縮図だ」との見出しで書いている。
 「絶対服従の社会」ともいっている。

 思えば、私の経験した高校の部活動の世界でも、この傾向は強かった。私は、剣道部、ハンドボール部、弓道部を経て、バスケットボール部の顧問をするようになった。弓道部は、真壁高校で自分が創部した部であったが、私よりもっと熱心な先生がきて、弓道部を去った。

 その後、私の担任した生徒がバスケット部のキャプテンになった関係で、「顧問がいないなら担任に頼め」ということで、私が顧問になることになった。

 試合の組み合わせの顧問会議にいって驚いたのが、体育教師の威張り散らした態度であった。ルールもよく知らず、審判もできない顧問は、黙って見ているしかなかった。

 県西のバスケット部会には、とっても威張っていた教師が1人いた。体育会系の顧問は、呼びつけにされていた。あまり威張っているので、私は、つい発言してしまった。

 「あなたは、なぜ、そんなにいばっているのですか。」
 S先生は、びっくりしてしまったようで、その後、私にだけには、「キクチさん」と呼び、呼び捨てにはしないようになった。

 また、体育会系の先生の多くは、試合中でも、失敗した生徒には鉄拳が飛んでいった。私は、生徒に教えられるような技量をもっていなかったので、ただ「がんばれ」というしかなかった。

 そのうち、顧問が審判もできないようでは、自分のチームが不利になると感じるようになり、審判の資格をとるようになった。

 あるとき、国際公認審判をもったチーム同士の試合に、私が審判をすることになってしまった。バスケットは、バレーボールと違い、ベンチから選手に激を入れることができる。そこで、私は、試合前、両方が国際公認審判で声を出されたら、「審判は萎縮してしまう」と申し出たら、「わかりました。変な檄は飛ばしません」との確約をえたことがあった。しかし、試合が始まれば、守れないことが明らかになった。

 私は、日大DLの追い詰められた選手の謝罪会見を見るたびに、聞くたびに、あの時代のいやな風景がよみがえってくる。


 
  
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