菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

佐藤健太郎著「番号は謎」(新潮新書)を読む

2023年01月04日 17時49分03秒 | 日々の雑感
 標記の本を読みました。
 一言でいうと、この本は、たいへ面白く、ためになる本です。

◆不思議な順序にはわけがあるー郵便番号

 私は、郵便番号制度ができたとき、どういう順序で配列さてているか、まったくわかりせんでした。この本を読んで、やっとわかりました。
 全郵便量の約3割が発着する東京には、機械でもっとも読みやすい数字である「1」ではじまる番号が割り当てられた。「北から順」にというわかりやすい番号にならなかったのはこのため。つまり、1桁目は、「0~9」ではなく、「1からはじまって0で終わる」とみれば理解しやすい。

◆プライドと序列意識の間でーナンバースクール

 ナンバースクールの盛衰で、いまなお最後の牙城といえるのは茨城県である。今なお29校が健在だ。第二高校にも女子が入学しだしたが、いまだに事実上の女子高であり続けている水戸第二高校のような高校もある。
 たとえば、かっての札幌第一、札幌第二、札幌市立第一高校は、それぞれ札幌南、札幌西、札幌東高校へと名前を変えている。
 ナンバー付きの高校は減る一方だ。番号をつけると、どうしても必要以上の序列意識が生じるからこれは自然のながれなのだろう。

◆「究極の番号」は問題山積ーマイナンバー
 
 メソポタミア以来数千年、我々は番号をフル活用してここまでやってきたが、いまだ人類は番号を使いこなしきれていないーということかもしれない。
 このマイナンバーをきちんと運用できるのか、我々の文明の成熟度が試されているとも思えるのである。

 兎に角、読んでいて面白いし、ためになる本でした。お勧めです。

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大穂耕一郎著「関東ローカル線旅日記①両目」(まつやま書房)を読む

2023年01月04日 17時45分32秒 | 日々の雑感
 標記の本を読みました。
 この本は、学校の先生をしている大穂氏が、土、日や休日を利用して、関東地方のローカル線に乗った旅日記です。
 
 まず、上毛電鉄です。私の奥さんは、群馬県高崎市が実家で、結婚する前後には、何回も高崎市にいきました。まだ、車がないときは、両毛線に乗っていきました。
 そのとき、両毛線に、ほぼ並行してはしっている路線に、上毛鉄道がありました。ところが、この路線は、並行しているのですが、出発点の中央前橋駅も終点の桐生駅も両毛線と繋がっていないのです。その理由が、この本で分かりました。
 浅草から出ている東武鉄道桐生線と上毛鉄道の赤城駅で繋がっていたのです。私は、残念ながら上毛鉄道には乗ってみたことがなかったので、知りませんでした。
 議員を引退したときには、一回乗ってみたいと考えています。

 真岡鉄道も、まだ乗ったことのない路線です。筑西市の市議選挙の応援では、下館二高前駅や折本駅、樋口駅前で、街頭演説をしたこともあります。また、真岡は、私の次女が、「カワナ」というケーキ屋さんでパテシエをしている関係で、行ったこともあります。また、終点の茂木も行ったこともあり、もちろん益子も行ったこともあります。しかし、残念ながら、真岡鉄道には乗ったことがありません。
 ここも、議員を引退したら乗ってみたいと考えています。

 茨城鉄道湊線=ひたちなか海浜鉄道
 ちょうどこの本を書いた(2009年3月)ころ、茨城鉄道湊線が、ひたちなか海浜鉄道に代わる頃でした。それだけに、あのころの経緯が詳しく、書いてあります。
 ここも、ひたちなか市議選で応援にいき、那珂湊駅前で、街頭演説をした思い出があります。
 ここも議員を引退して、車の免許も返上した時、乗ることになると考えています。

JR中央本線
 ちょうど、私の実家のある東小金井駅のあたり、三鷹駅と立川駅間が高架になる工事をしているときの様子が詳しく写真入りで書かれています。
 工事中の東小金井駅の写真もあります。
 懐かしくなりました。


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1~2月の地方議員選挙の立候補者に75歳以上が8人も、みなさん頑張ってください

2023年01月04日 11時55分40秒 | 日本共産党
 今日のしんぶん赤旗に、1~2月の地方議員選挙の日本共産党の立候補者名一覧が掲載されています。日本共産党議員の高齢化がいわれて久しいのですが、この中にも、8人も後期高齢者の方がいます。寒い中、体に気をつけて、頑張っていただきたく、紹介します。

◆【17日告示、22日投票】
 北海道清水町13
 中河つる子75現
 (前回当選1)
◆【24日告示、29日投票】
 三重県紀宝町11(2減)
 原 章三(75)現
 (前回当選1)
◆北海道知内町補1
 花井泰子(79)元
 (現有議席0)
◆【29日告示、2月5日投票】
 群馬県渋川市18
 かとう幸子
 (前回当選2)
◆岐阜県瑞浪市16
 犬塚としひこ77新
 (前回当選1)
◆【31日告示、 2月5日投票】
 香川県多度津町14
 尾崎忠義78現
 (前回当選1)
◆【2月5日告示、12日投票】
 大分県豊後高田市16
 大石忠昭80現
 (前回当選1)
◆【22日告示、28日投票】
 北海道東川町12
 つるま松彦75現
 (前回当選1)

 この8人のなかで、なんといっても大変なのは、77歳の新人候補・犬塚としひこ氏と議員経験があるとはいえ、79歳で立候補する元職の花井泰子氏ではないかと想像しています。
 寒い季節、75歳をこえて日本共産党の議席を守り、伸ばすために奮闘している候補者のみなさんに、「ガンバレ」のエールを贈ります。

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しんぶん赤旗がジェンダー平等のための「ガイドライン」を作りました

2023年01月04日 11時25分35秒 | 日本共産党
 今日のしんぶん赤旗1面には、「『ジェンダー平等』を貫く紙面づくりに努めます」との見出しがでており、2面には、河邑哲也校正部長の名前で、6つのポイントの説明が連載されるとのことです。私も、「さくらがわ市議会だより」の編集長をしていますので、参考にするつもりで、紹介していきます。

ジェンダーガイドライン ポイント①
「男女のいずれかを排除したり、偏ったりしない」

 男女の双方を対象としているにもかかわらず、いずれかの性別のみが対象であるかのような印象を与えてはいないかとということです。
 たとえば、サラリーマン。辞書では「勤め人。給与生活者」として男女の区別はありません。しかし「マン=男」から男性をイメージしやすく、女性はOLと呼ばれてきました。そのため「会社員」「労働者」などの言い換えを提案しています。
 自治体が出している「表現ガイドライン」でも同様の扱いです。
 このように日頃何気なく使っている言葉の中に男性を中心としてきた社会構造や男女の役割分担意識が反映されたものが多くあります。それをメディアが無批判に使うことによって再生産されます。「赤旗」は男女とも対等になる表現を追求していきます。
(河邑哲也)

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