標記の本を読みました。
一言でいうと、この本は、たいへ面白く、ためになる本です。
◆不思議な順序にはわけがあるー郵便番号
私は、郵便番号制度ができたとき、どういう順序で配列さてているか、まったくわかりせんでした。この本を読んで、やっとわかりました。
全郵便量の約3割が発着する東京には、機械でもっとも読みやすい数字である「1」ではじまる番号が割り当てられた。「北から順」にというわかりやすい番号にならなかったのはこのため。つまり、1桁目は、「0~9」ではなく、「1からはじまって0で終わる」とみれば理解しやすい。
◆プライドと序列意識の間でーナンバースクール
ナンバースクールの盛衰で、いまなお最後の牙城といえるのは茨城県である。今なお29校が健在だ。第二高校にも女子が入学しだしたが、いまだに事実上の女子高であり続けている水戸第二高校のような高校もある。
たとえば、かっての札幌第一、札幌第二、札幌市立第一高校は、それぞれ札幌南、札幌西、札幌東高校へと名前を変えている。
ナンバー付きの高校は減る一方だ。番号をつけると、どうしても必要以上の序列意識が生じるからこれは自然のながれなのだろう。
◆「究極の番号」は問題山積ーマイナンバー
メソポタミア以来数千年、我々は番号をフル活用してここまでやってきたが、いまだ人類は番号を使いこなしきれていないーということかもしれない。
このマイナンバーをきちんと運用できるのか、我々の文明の成熟度が試されているとも思えるのである。
兎に角、読んでいて面白いし、ためになる本でした。お勧めです。
一言でいうと、この本は、たいへ面白く、ためになる本です。
◆不思議な順序にはわけがあるー郵便番号
私は、郵便番号制度ができたとき、どういう順序で配列さてているか、まったくわかりせんでした。この本を読んで、やっとわかりました。
全郵便量の約3割が発着する東京には、機械でもっとも読みやすい数字である「1」ではじまる番号が割り当てられた。「北から順」にというわかりやすい番号にならなかったのはこのため。つまり、1桁目は、「0~9」ではなく、「1からはじまって0で終わる」とみれば理解しやすい。
◆プライドと序列意識の間でーナンバースクール
ナンバースクールの盛衰で、いまなお最後の牙城といえるのは茨城県である。今なお29校が健在だ。第二高校にも女子が入学しだしたが、いまだに事実上の女子高であり続けている水戸第二高校のような高校もある。
たとえば、かっての札幌第一、札幌第二、札幌市立第一高校は、それぞれ札幌南、札幌西、札幌東高校へと名前を変えている。
ナンバー付きの高校は減る一方だ。番号をつけると、どうしても必要以上の序列意識が生じるからこれは自然のながれなのだろう。
◆「究極の番号」は問題山積ーマイナンバー
メソポタミア以来数千年、我々は番号をフル活用してここまでやってきたが、いまだ人類は番号を使いこなしきれていないーということかもしれない。
このマイナンバーをきちんと運用できるのか、我々の文明の成熟度が試されているとも思えるのである。
兎に角、読んでいて面白いし、ためになる本でした。お勧めです。