菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

野党共闘の行方を占う-斎藤美奈子氏の見方

2022年01月26日 17時03分58秒 | 日々の雑感
 今日の東京新聞・本音のコラム欄は、文芸評論家・斎藤美奈子氏が「当主のご乱心」との題で、いろいろ皮肉って書いている。ずいぶん、思い切ったことを書くと思ったが、読んでいて、スカッとしたので、紹介したい。

 当主のご乱心
 斎藤美奈子

 この国では数年の一度、与党軍と野党軍の間で天下分け目の戦が行われる。もっともこのところ与党軍の圧勝が続いており、城下の人々は悪政に苦しんでいた。
 ことの発端は野党軍を陰から支えてきた連豪家の当主に芳野御前が選ばれたことだった。何を思ったか、就任早々芳野氏は野党軍の要である立剣家との協力関係を破棄するといいだした。
「妾(わらわ)は立剣家と同盟を結んでいる京算家が気に入りませぬ。京算と手を切らぬ限り、今後立剣に協力するつもりはないから、そのつもりで」
 突然の心変わりに驚いたのは立剣家の重臣。
 ま、まことか。京算と共闘しない限り与党軍に勝つことはできぬ。それは芳野殿とてご存じのはず。連豪は与党軍を利するおつもりか」
 「歴史をさかのぼれば、連豪家と京算家はもともと犬猿の仲だった。とはいえ、今は非常時。同盟相手を好む好まぬといっている場合ではない。
 「このままでは士気にかかわる。この際、連豪家を切るべきではござらぬか」と意見する家臣もいたが、戦のたびに兵の動員を連豪に頼ってきた立剣家にはそれもできない。その一方では、与党軍の地民家当主が芳野御前に秋波を送り、さらにこの内紛をひそかに歓迎している勢力もあった。新興の異芯家である。
 決戦は半年後。剣呑な日々が当分続きそうである。
(文芸評論家)


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「伊藤詩織さんの判決文」にまた、アクセスが・・・・

2022年01月26日 08時48分27秒 | 地方政治
 私は、ブログを書くとき、昨日の「アクセス解析」を調べてから、書き始めるようにしています。今日のしんぶん赤旗には、1面記事で、大きく「伊藤詩織さん二審も勝訴、東京高裁元TBS支局長の性暴力認定」の見出しがありましたので、アクセス解析では2019年12月25日の「東京高裁判決文の要旨全文」へのアクセスがあると予想していましたが、予想通りでした。
 私も関心をもって、ネットを調べて見ましたが、なかなか裁判所の判決文には出くわせません。
 その一つは、裁判所が書く判決分は、「わかりにくい悪文の見本」のようなものです。相当の覚悟をもって、読まないと、何をいいたいのか分からないのです。

 私は、以前、笠間高校の勤務時代に、笠間市福田の産廃処分場建設反対運動(エコフロンティアかさまの建設)に参加したことがありました。そのとき、水戸市の翔(はばたき)法律事務所の弁護士さんと懇意になり、いろいろ勉強しました。その一つが、わかりにくい判決文を、「わかりやすく解読」することでした。判決文は、わざと、わかりにくく書いているということが分かりました。そんじょそこらの人には簡単に理解されては困るという根性丸出しです。

 伊藤詩織さんの東京高裁の判決文の要旨は、しんぶん赤旗のものを書いただけですが、私もブログに書くことによって、自分の理解に役立ったので、われながら、がんばって書いたなと、今も、誇りに思っています。


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