1月7日に、菅首相が「緊急事態宣言」を発令した。私は、緊急事態という重大事態なので、国民に説明するまえに、国会でも菅首相自身が説明するものだと思っていたが、それもないことを、TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」で知って、驚いた。これでは、NHKのテレビ放映をみても、仕方がないと思い、時代劇を見ていた。案の定、8日のワイドショーから批判が続出していました。
全部はみていないので、今日の、しんぶん赤旗で、まとめて書いてあるので紹介します。
「愛がない」「説得力に欠ける」
菅首相の「緊急事態」発令会見
・8日朝の朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演した日本病院会の相澤孝夫会長は、「言いたいことが一つだけある」と切り出し、「政府にも政治家たちにも(相当な覚悟が必要なのに)、まったくわれわれには見えてこない」と怒りに震えていました。
緊急事態宣言発令後の7日の記者会見は、「次の日程」を理由に打ち切ってしまいました。「国民」へ説明より大事な日程があるのか。
・8日夜のTBS系「NEWS23」では、小川彩佳キャスターが「国民の行動を変えるという意味でも、国のリーダーがこの局面で、どのような熱量で語るのかということが非常に重要になってくる」と発言。アンカーの星浩氏は「この数ヶ月、GoToトラベルの停止は遅れましたし、特措法の改正も遅れに遅れているっていうことがあって、そのことへの反省とか検証がないまま、今回、緊急事態宣言なら、またうまくいくんだというんでは、いささか説得力に欠けると思います」と指摘しました。
・神戸大学病院感染症内科の岩田健太郎教授は、8日のフジ系「とくダネ!」で、”対策”がもっぱら夜の飲食店の時間短縮になっていることに疑問を呈した上で、「ドイツのメルケル首相のような心を動かすようなスピーチではなかった。関東の方がどれだけ応じてくれるか懸念をもちます」とのべました。
・また、朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」では、作家の吉永みち子さんが医療機関の深刻な現状や保健所の体制などにふれ、「政府のやるべきことが、スポッと抜けている」と、批判しました。
・歌手の小柳ルミ子さんは7日、自身のブログを更新。「あくまでも個人的感想」としたうえで、「とても【緊急事態宣言】のスピーチとは思えなかった」として、「何故その結論に至ったのか『こうだから こうで こうします』納得できる説明がまるでない」と指摘。「情はないのか? 愛はないのか? 誠意はないのか? 血は通っているのか?」と訴えています。
国民の不安や疑問にこたえ、国民が納得できる説明ができなければ、首相の資格はありません。
(藤沢忠明)
全部はみていないので、今日の、しんぶん赤旗で、まとめて書いてあるので紹介します。
「愛がない」「説得力に欠ける」
菅首相の「緊急事態」発令会見
・8日朝の朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演した日本病院会の相澤孝夫会長は、「言いたいことが一つだけある」と切り出し、「政府にも政治家たちにも(相当な覚悟が必要なのに)、まったくわれわれには見えてこない」と怒りに震えていました。
緊急事態宣言発令後の7日の記者会見は、「次の日程」を理由に打ち切ってしまいました。「国民」へ説明より大事な日程があるのか。
・8日夜のTBS系「NEWS23」では、小川彩佳キャスターが「国民の行動を変えるという意味でも、国のリーダーがこの局面で、どのような熱量で語るのかということが非常に重要になってくる」と発言。アンカーの星浩氏は「この数ヶ月、GoToトラベルの停止は遅れましたし、特措法の改正も遅れに遅れているっていうことがあって、そのことへの反省とか検証がないまま、今回、緊急事態宣言なら、またうまくいくんだというんでは、いささか説得力に欠けると思います」と指摘しました。
・神戸大学病院感染症内科の岩田健太郎教授は、8日のフジ系「とくダネ!」で、”対策”がもっぱら夜の飲食店の時間短縮になっていることに疑問を呈した上で、「ドイツのメルケル首相のような心を動かすようなスピーチではなかった。関東の方がどれだけ応じてくれるか懸念をもちます」とのべました。
・また、朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」では、作家の吉永みち子さんが医療機関の深刻な現状や保健所の体制などにふれ、「政府のやるべきことが、スポッと抜けている」と、批判しました。
・歌手の小柳ルミ子さんは7日、自身のブログを更新。「あくまでも個人的感想」としたうえで、「とても【緊急事態宣言】のスピーチとは思えなかった」として、「何故その結論に至ったのか『こうだから こうで こうします』納得できる説明がまるでない」と指摘。「情はないのか? 愛はないのか? 誠意はないのか? 血は通っているのか?」と訴えています。
国民の不安や疑問にこたえ、国民が納得できる説明ができなければ、首相の資格はありません。
(藤沢忠明)