菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

島田裕巳著「無欲のすすめ」を読む

2019年01月21日 14時41分41秒 | 日々の雑感
 今日は風が強くて、街頭演説を休みました。
 この著者の宗教観に私は関心をもっていて、好きで読んでいる。
 今回の「無欲のすすめ」は、まったく別の観点でかかれていて面白かった。
 
 そえは、ヤマギシ会のことに、大部分が割かれていたからだ。
 ヤマギシ会というのは、1950年代に、「山岸式養鶏法」という方法で、共同生活をしている団体であった。宗教団体ではないが、「すべての財産を売り払って共同生活に参加する」という特異が生活方法が、週刊誌の餌食になり、社会問題化した。

 著者は、そのヤマギシ会に参加した経験をもつ宗教研究者で、その内容について詳しく説明してある。
 私は、笠間高校勤務の時、伊勢志摩スペイン村、鈴鹿サーキットコースを修学旅行で三重県を訪れたとき、三重にあるヤマギシ会の「養鶏場」を見たことを覚えている。
 
 また、私の近しい人の中に、一旦、ヤマギシ会に入ったが、やめるときに無一文になって帰ってきたひとがいる。

 古くは武者小路実篤がつくった宮崎県日向に作った「新しき村」など、理想郷を求めて集団生活をしていたが、資本主義社会の中で、「原始共産制」のような生活ができるわけもなく、やがてうまくやっていけなくなった例が語られていた。
 私の高校時代、武者小路実篤に心酔する友人がいた関係で、実篤の文庫本は、ほとんど読んだ記憶が甦ってきた。

 本の宣伝には
 「資本主義は乗り越えられる」不安の世紀を覆す生き方!!
 ▼高度経済成長は「無欲」によってつくられれた
 ▼日本はもともと無所有社会だった
 ▼日本企業の究極形態はヤマギシ会だった
 ▼戦後日本は間違っていなかったが、役目を終えた
 ▼時代は変わり、経済発展に終止符が打たれる
 ▼「無欲の勝利」を体験してきた日本

 読んで見る価値のある本であると思い、お薦めします。


 
  

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議会広報委員会の最終校正をしました

2019年01月21日 14時33分30秒 | 桜川市議会
 午前10時から、議会広報員会が開かれました。

 

 市議会だより第54号の最終校正です。15分くらいで終わると思っていましたら、「字数が多くて修正をした議員の発言部分」が、当該議員から「再訂正を求められた」とのこととで、字数のやりくりで、若干の時間がかかり、10時半に終わりました。

 無事できあがりましたので、2月1日には発行できることになりました。


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