菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

【仮説の思い出】「聞くはちょっとの勇気、聞かぬは永遠の謎」

2019年01月19日 19時10分35秒 | 仮説関連
 私の子どものころ、「聞くは一時の恥」ということわざを習いました。しかし、その後、仮説の研究会で、板倉聖宣氏から、「聞くはちょっとの勇気、聞かぬは永遠の謎」というカルタを習いました。
 そこで仮説実験授業をはじめてから、いろいろ疑問がでてきて、実験道具について疑問が出てきたので、メーカーに電話を入れました。そのメーカーの対応を、宇都宮仮説サークルで披露したら、「文章にまとめて見たら」とのアドバイスをいただき、いくつかまとめましたので、紹介します。

 《マジックインキの黒は何を使っていますか?》
 
 〈電子レンジと電磁波〉の授業で「墨汁の黒い紙は、電子レンジでチンすると燃えますが、マジックインキはで書いた黒い紙は燃えない」とい箇所があります。墨汁には炭素があるが、マジックインキには炭素がない」との説明になっています。
 そこで、マジックインキの製造元「内田洋行」に電話してみました。

キクチ「マジックインクの黒の成分は何なのですか」

内田洋行「何をつかっているかあててみて」

キクチ「電子レンジでチンしてみても燃えませんから、炭素を使ってないことは確か何ですが」

内田洋行「炭素を使っていないことは事実です。あとは、企業秘密ですから教えられません。

 注)研究者はこの質問をとても喜んでくれたのです。のっけから「何だと思う。あててみて」ですから。こんな応対をされたのははじめてです。どのメーカーにも「お客様対策室」はありますが、たいていは苦情が主なもののようです。だから、専門の研究員は普段は手持ち無沙汰なのです。ですから、出番がくると、親切に対応してくれるのです。
 印刷屋さんでも、黒インクのことを、クロとはいわないで、スミ(墨)と呼んでいます。
お習字で書いた紙を電子レンジにいれてチンすると燃えますから注意してください。

 【電球型蛍光ランプには何を使っているのですか?】

 これも、〈電子レンジと電磁波〉のときの話です。

キクチ「ネオボール(東芝製品)という蛍光灯の基板部分は、どんなものを使っているのですか。」

東芝研究員「何を知りたいのですか」

キクチ「ネオボールを電子レンジに入れて、チンしたら、とても臭くなって、石炭酸のような臭いがしましたので、何の臭いか知りたいのです」

東芝研究員「なんて!実験しているのですか。そんな実験しないでください」

 注)サークル型の蛍光灯をいれても明るく光りますが、電球型蛍光灯をいれると、基板から異臭が発生し、教室中臭くなって、2~3日、臭いが消えません。やらない方がいいです。


 【ユンケル黄帝液の容器の金文字に何を使っているのですか】


 これは〈自由電子がみえたらな〉のときの話です。

 キクチ「ユンケル黄帝液のことでお聞きしたいのですが・・・・。瓶のユンケルの金文字は何を使っているのですか?」

 佐藤製薬の研究者「え~!。いままで、瓶の中身のことで質問を受けたことはありますが、外側のことで質問されたのははじめてです。箱やラベルは製造会社が違いますので、そちらへ質問を伝えて、後日、お答えします。

 後日談 佐藤製薬から、ユンケルの箱に使われている「金色のラップ」が送られてきました。しかし、瓶の金文字の内容については教えてくれませんでした。けれども、一緒に、佐藤製薬のマスコットや宣伝用のマグカップもおまけとして送られてきました。

 注)〈自由電子がみえたなら〉では、「光るもの」は、たいてい金属が使ってある。だから、折り紙の銀紙や金紙も、電気を通す。ジンタンもアラザン(銀色にひかる砂糖菓子)も電気を通します。ユンケル黄帝液の瓶の金文字も、「なんとか無理すれば『電気を通す』ようなのです」。そこで電話をいれて見たのです。
 金色のラップは、金属が少なすぎて通しません。

【直径14メートルのガスタンクは水戸市内にありますか】

 これは【宇宙への道】という授業書で使います。直径13㎝の地球(1億分の1の模型)を基準にすると、太陽は14メートルになることは計算上知られています。この地球の模型をもって、直径14メートルのガスタンクの前で写真を撮りたくて、探していたのです。
 私が水戸南高校に通っているとき、水戸市河田町に2つのガスタンクが並んでいたので、電話で聞いてみたのです。後日、詳しく書いたファックスが送られてきました。

 
ファックスの内容
 ガスタンクとはいわず、ガスホルダーといいます。
 水戸市河田町のガスホルダー
  1号ホルダー(小さい方)直径17.9メートル 容積3000㎥メートル
  2号ホルダー(大きい方)  22.55      6000
  この近辺には、14メートルのものはありません。栃木県の方にあると。聞いています。
  そちらを探してはいかがでしょうか。

 注)その後、この話を聞いた栃木仮説サークルの人が、このガスホルダーを探し当てたときいています。
 しかし、板倉聖宣氏作成のカルタには「どちらに転んでもシメタ」という札もあるのです。
この1号ホルダーと2号ホルダーの容積は2倍の違いがあるのです。
直径の違いは1.26倍ですから、
1.26×1.26×1,26=2
 つまり、〈2倍3倍の世界〉の授業書で使えることが分かったのです。

 


 






 

 

 

 

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新春キャラバン12日目 亀熊2、塙世5、源法寺7で計14カ所演説

2019年01月19日 17時29分41秒 | 議員活動
 

 今日は、風もなく、暖かな1日でした。少し、ブログを書くのに時間がかかったため、10時半過ぎに家を出ました。
 亀熊の残りを2カ所演説していた時、ペットボトル半ダースの差し入れがありました。そこでは、昨年9月の新議会の時の議長選挙の話が、いまだに話題になりました。
 
 質問は、「女性候補に入った2票のうち、1票はだれ?」というものです。
 私の答えは、
「だれに入れたかが、はっきりしない人は、2人いるのですが、どちらかは、分かりません」
 
 忘れたしまった人のためにおさらいをしますと
 当選 仁平実  10票
    風野和視  5票
    市村香   2票
    菊池伸浩  1票
 政治に関心のある人は、いつまでも関心があるのですね。

 なんとか、午後1時半まで頑張ったのですが、源法寺須津賀の公民館で終わりとしました。

 




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仮説実験授業の演奏家として生きる」その4

2019年01月19日 10時01分49秒 | 仮説関連


その13 一般市民向け講座で

 茨城県教育委員会は、今、学校施設と人材を活用して市民向け開放講座を実施しています。県が組んだ予算より講座の数が少ないので、もっと多くの方々が講座を開設すると良いと思っています。
 講座の多くは、コンピュータ入門や地元の歴史講座が多いようですが、本校では「楽しい金曜の科学」と銘打って、仮説実験授業の紹介をしています。本校の教員はもちろん、私が授業にいけないクラスの生徒さんも参加してくれます。
 私は来年3月で定年を迎えるので、「市民開放講座」も今年で最後です。今まではこちらで呼びかけをして集まってもらった人がほとんどでしたが、今年はまったく知らない人が、20名ほど参加して参加してくれました。その中には、「(息子さんの)参観授業で2~3回ほど見た仮説実験授業が忘れなくて」と、わざわざ申し込んでくださったお母さんもいました。

その14 子供会の土曜スクールで

 2004年、笠間市の依頼により、《空気と水》の授業を市内5カ所でおこないました。土曜日の午前9時から11時までと約2時間の授業でした。これだけ理科の授業を喜んでくれる子どもたちが、大きくなるにつれて科学嫌いになるなんて、信じられません。少ないとところでは5人、多いところでは20人の参加がありました。

その15 青少年科学の祭典で

 2005年2月、東海村でおこなわれた「青少年科学の祭典」で、《ころりん》と《リングキャッチャー》をもって参加しました。ところで、「参加者には無料で対応すること、予算は1万円支給、最低100人に対応してほしい」というのが参加の原則です。材料費は自己負担ではいいのではないかと話し合ったのですが、文部科学省は「頑として」受け付けません。他のブースでは、紙とプラスチック(ストローやコップ)の物作りが中心となり、使い捨てになって、会場のあちこちに、ゴミとなって散乱しているのを見かけました。
 少し、材料費をとっても、「家に持ち帰りたくなるもの」を作ることが大事ではないかと思いました。

その16 小学校の家庭学級で

 2005年度、岩瀬町(当時、今は合併して桜川市)教育委員会から、羽黒小学校の家庭学級(小学校1年生の父母対象)へのアドバイスを頼まれ、《おだんごパズル》を一緒にやりました。そのとき、体育館で全校児童対象に「科学の授業をやってほしい」ということになり、《ころりん》をやりました。
 また、孫が通っている坂戸小学校では、グランドで全校児童対象に、《空気と水》の第二部をやりました。

その17 小学校の祖父母学級で

 2004年、孫の通う坂戸小学校で「開かれた学校」の催しがおこなわれました。「おじいちゃん・おばあちゃん大歓迎」ということで《おだんごパズル》と《リングキャッチャー》をもって出かけました。私の奥さんも、娘も、娘の旦那も、さらに孫までも講師になり、大活躍してくれました。最後には、グランドの真ん中で、《ころりん》を全校生徒さんの前でもやることができました。
 今年の秋も、坂戸小学校で全校児童の前で授業することができました。今回は、小学校の校長先生が直接電話で依頼してくれました。自分が勤務する学校の文化祭と日にちが重なってしまいましたが、小学校の授業を選びました。教室で《空気と水》45分授業2コマとその父母の前で、《ころりん》をやらせてもらいました。奥さんを助手に依頼したので、「じいじとばあば」の2人で楽しめました。

その18 孫の遠足で 

 今年の夏休み、孫の遠足に同行し、バスの中で《自由電子が見えたらなら》と《世界の国旗》をやりました。担任の先生がとても喜んでくれて、来年2月には「クラスで授業してほしい」と依頼されています。

その19 特別養護老人ホームで

 2005年の3月、笠間市の特別養護老人ホームで《空気と水》の授業をやらせてもらいました。全体で30人くらい参加してくれました。きちんと反応できる人は5人くらいでしたが、付き添いの人も参加してくれて、楽しくできました。歌と踊りのような遊戯だけでなく、このような科学の講座もそれなりに受け入れられるという見通しを持つことができました。

その20 孫と遊びながら

 私には3人の孫がいますが、孫には〈仮説〉のおもしろグッズが大受けです。 「手打ちうどん」や「教訓茶碗」など、「とにかくじいじの家にくるとおもしろいものがある」ということで、よく来てくれます。こちらも大歓迎です。
 ―こうしてみると、〈演奏家〉の活躍の場は、いたるところに広がっているようです。


(終わり)

 注)今でも、仮説実験授業ができるよう、〈空気と水〉、〈ころりん〉、〈自由電子がみえたらなら〉、〈電子レンジとレンジ波〉などは、実験道具も準備してあります・
 文系の授業は、〈世界の国旗〉、〈靖国神社〉、〈差別と迷信〉は、いつでも授業ができます。ご希望の方は、相談ください。

 桜川たのしい授業研究所 
  所長  菊池伸浩 0296-75-3856

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