菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

「アベ政治を許さない」の字を書いた俳人・金子兜太氏逝く

2018年02月22日 23時19分10秒 | 国政

 皆さんは、一昨年、安保法制=戦争法案反対運動の方々が、「アベ政治許さない」と書いたプラカードが数多く掲げられた光景を覚えておいででしょうか。
 あの特徴ある字を書いたのは、俳人の金子兜太氏なのです。秩父に生まれ、旧制水戸高校に進み、東大をいき、日本銀行に勤めながら、組合の委員長をし、幹部職員にならず、高浜虚子とは反対側の俳句を詠んだ人として98歳まで生きた方です。

 また、東京新聞主催の「平和の俳句」の選者としても活躍していました。
 私の一番好きな俳句は次のものです。
   
   太平洋戦争で、トラック島で敗戦後、島を去るとき詠んだ句です。

    水脈(みお)の果て 炎天の墓碑を 置きて去る

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葛飾区議選挙の1票差当選無効の裁決について

2018年02月22日 18時14分26秒 | 桜川市

 昨年11月行われた葛飾区議選挙(定数40)で、最下位当選者と次点者の差は1票であった。

 当選 40位 大森ゆきこ
 次点 41位 会田ひろさだ

 そこで、次点者は、大森有希子さんの得票に「無効票があった」として、異議申立てをした。
 ところが、葛飾区選管は、全票を再点検せず、棄却した。
 会田さんは、都選管に審査を申し立てた。
 
 都選管は「全票を点検」したところ、「大森ひでこ」と「大森ようこ」の2票が、大森さんの「有効票とされていたこと」に対し、「別姓同名」票として無効票と判断し。2票の無効票があったので、当選を無効として、「会田さんが当選」との判断をした。

 大森さんは、東京高裁に訴えるとしているから、これは、まだ確定していないので、はっきりしたことは言えない。

 ここで問題になるのは、「同姓別名」の票、つまり「大森ひでこ」「大森ようこ」と書いた紙を、「大森さんの票」と見なしてはいけないのかと言うことです。
 
 私も何回も、開票立会人をしてきた経験から言うと、区選管事務局長が言うように、「慎重に審査し、『可能な限り無効票を減らす努力をしてきた。その部分で都選管との解釈の相違』があったことは大変残念」との発言には、同情を禁じ得ない。

 そもそも、投票用紙に、「きちんとした字」で「正確に書いてある」ものは90%くらいしかない。私も、開票立会人の立場から、「できるだけ無効票を少なくしたい」という立場から、「大森姓が1人」であれば、姓が合っていれば、名前はちがっても「有効票」にするように、立会人に話し合っている。
 都選管の杓子定規の判定には、粛然としないものを感じる。

 

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