菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

訂正・葛飾区議選挙、1票差の当選逆転裁決について

2018年02月27日 17時30分49秒 | 地方政治

 2月22日のブログに、標記の件について書きました。その後、私の方に、一部間違いがあるとの声が寄せられました。私も、葛飾区議選挙の全立候補者名を調べていませんでしたのでミスがありました。次のように訂正させていただきます。

 昨年11月行われた葛飾区議選挙(定数40)で、最下位当選者と次点者の差は1票であった。

 当選 40位 大森ゆきこ
 次点 41位 会田ひろさだ

 そこで、次点者は、大森有希子さんの得票に「無効票があった」として、異議申立てをした。
 ところが、葛飾区選管は、全票を再点検せず、棄却した。
 会田さんは、都選管に審査を申し立てた。
 
 都選管は「全票を点検」したところ、「大森ひでこ」と「大森ようこ」の2票が、大森さんの「有効票とされていたこと」に対し、「別姓同名」票として無効票と判断し。2票の無効票があったので、当選を無効として、「会田さんが当選」との判断をした。

 大森さんは、東京高裁に訴えるとしているから、これは、まだ確定していないので、はっきりしたことは言えない。

 ここで問題になるのは、「同姓別名」の票、つまり「大森ひでこ」「大森ようこ」と書いた紙を、「大森さんの票」と見なしてはいけないのかと言うことです。
 
 私も何回も、開票立会人をしてきた経験から言うと、区選管事務局長が言うように、「慎重に審査し、『可能な限り無効票を減らす努力をしてきた。その部分で都選管との解釈の相違』があったことは大変残念」との発言には、同情を禁じ得ない。

 そもそも、投票用紙に、「きちんとした字」で「正確に書いてある」ものは90%くらいしかない。私も、開票立会人の立場から、「できるだけ無効票を少なくしたい」という立場から、「大森姓が1人」であれば、姓が合っていれば、名前はちがっても「有効票」にするように、立会人に話し合っている。
 都選管の杓子定規の判定には、粛然としないものを感じる。

 注)ところが、59名の立候補者名全部を調べると、「くぼ洋子」「木村ひでこ」の名前があったのです。ということは、「大森ようこ」、「大森ひでこ」の票は、「くぼ洋子」さんの票とも考えられるし、「木村ひでこ」さんの票とも考えられる。つまり、「無効」にするしかないというのが、都選管の判断です。確かに、この考えは成り立ちます。
 
 これは、本当に東京高裁の判決を待つしかないことになってしまいました。
 私のミスを指摘くださった方に感謝をし、訂正する次第です。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする