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脳外受診(2年ぶりの再会)

 今日は脳外受診だった。
これまで診てもらっていた主治医の先生が病院を去り脳血管専門の先生が居なくなったので、今後は外部の病院から月2回だけ診察に来てくれる先生に診て頂くことになっていた。実はその先生、ひろ君の2番目の主治医だった先生で約2年ぶりの再会となった。

その先生が知っているひろ君は、V-Pシャント後、慢性硬膜下血腫になった頃までなので、言葉はやっと二語文が出始め、走ることはまだ出来ない頃だった。
それが今日の診察室では、ピタゴラスイッチのストーリーを延々と話し、サスケの話をし、片足立ちを3秒程披露して見せたひろ君に「すごいね、健常児と変わらないね」とビックリされていた。

【これまでのMRI写真を診ての診察】
脳については、
「脳が以前はとても薄っぺらだったけど厚みがとても出てきていますね。脳の厚みが出た分、脳室は以前よりは小さくなっていますが、通常の大きさと比べると全然大きいです。今後も少しずつ脳が大きくなっていくことで脳室が小さくなる可能性はあります。脳が脳室を圧迫することで脳室の圧が上がることも予想されるのでそうなった時は、V-Pシャントを生かすことで脳室の圧を下げることが出来ます。なのでシャントは保険の意味でもそのまま残しておいて、脳がこれ以上大きくならないことが分かった時点で除去してもいいかと思います。」とのお話。

血管腫については、
「脳のど真ん中なので手術は無理です。血管腫の影響で体に異変が出た時は最終手段としてガンマナイフが可能ですが、脳が成長している中でのガンマナイフはなるべく使用しない方が良い。これまで通り小児科でお薬で発作のコントロールをしてもらいましょう。MRIはこれまで通り半年ペースでいいと思います。」
とのお話だった。

最近、皮膚科で血管腫を2ヶ所切除してもらった話をしたら、
「皮膚と脳はもともと1つだった物が分化したもので、皮膚に出来るものは脳にも出来易いです。遺伝的に血管腫の出来る何かがあるかもしれませんね」とのお話だった。

久しぶりに再会した先生だが、変わらず優しい先生だった。
ピタゴラスイッチやサスケも知っていて、ひろ君の話に付いてきてくれ、「今度一緒にサスケしような!」との先生の言葉を真に受けたひろ君、帰りの車の中では「お母さん、お家帰ったらサスケ観ようね!」を繰り返し、帰宅後すぐ正座をして真剣にサスケを観ていたひろ君だった。

次の診察は2ケ月後。次回の診察で次のMRIの予約を入れるとのことだった。
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