薬学の知識はほとんど無いが、理工系の論文はどれも論理構成や実験評価方法が似ているので、薬学系の論文もある程度は理解できる。以前どこかの学会で分子標的薬(抗がん剤)の話を聞いたことがある。これはコンピュータ系の学会だったが、がんを引き起こす遺伝子(実際には特定遺伝子が生み出す異常タンパク質が細胞増殖のために発信する信号伝達)を特定して、こららの特定の遺伝子を選び出して作用する薬をコンピュータによる実験と解析を用いて作ろうというものであった。一部のがんについては非常に効果をあげているそうだが、良くも悪くもこういった力技で薬を作る時代になったものだと思った。
さらにテロメラーゼという酵素があって、ガン細胞の中に大量に存在するが、正常な組織の細胞の中には見られない酵素であって、この酵素を阻害するとがん細胞も何回が分裂した後には死に至ることになる。このテロメラーゼ阻害を利用した薬の開発も進んでいる。
さらにテロメラーゼという酵素があって、ガン細胞の中に大量に存在するが、正常な組織の細胞の中には見られない酵素であって、この酵素を阻害するとがん細胞も何回が分裂した後には死に至ることになる。このテロメラーゼ阻害を利用した薬の開発も進んでいる。